ロスタイム

(もしもぼくだけすぎたじかんのきおくをもってかこにもどれたら)

もしも僕だけ過ぎた時間の記憶を持って過去に戻れたら

(あのときはきづかなかったきみのねがいをぜんぶかなえてあげるよ)

あの時は気づかなかった君の願いを全部叶えてあげるよ

(かなしかったできごともみんなわすれてしまうだろ)

哀しかった出来事もみんな忘れてしまうだろ

(だけどどんなにたいせつなことももっていかれないだろ)

だけどどんなに大切なことも持って行かれないだろ

(だからかみさまおねがい)

だから 神様お願い

(もうすこしだけしあわせなじかんをあじわわせておくれよ)

もう少しだけ幸せな時間を味わわせておくれよ

(あるくくらいのすぴーどでゆうひがあすふぁるとにとけるくらいに)

歩くくらいのスピードで 夕陽がアスファルトに溶けるくらいに

(しずかにはかなくきえていくから)

静かに儚く 消えていくから

(そうさつごうよくはいかないね)

そうさ 都合良くはいかないね

(きおくはすべてうそのかたまりだ)

記憶は全て嘘の塊だ

(あのときはきづかなかった)

あの時は気づかなかった

(きみのためだとぼくはいいきかせてた)

君のためだと僕は言い聞かせてた

(たのしかったこともみんなだいなしにするだろ)

楽しかったこともみんな台無しにするだろ

(だけどいつかはいいおもいでとおもってくれないかな)

だけどいつかは良い思い出と思ってくれないかな

(だからかみさまおねがい)

だから 神様お願い

(もうすこしだけしあわせなじかんをあじわわせておくれよ)

もう少しだけ幸せな時間を味わわせておくれよ

(あるくくらいのすぴーどでゆうひがあすふぁるとにのびてくくらいに)

歩くくらいのスピードで 夕陽がアスファルトに伸びてくくらいに

(しずかにそっときえていくから)

静かにそっと 消えていくから

(ときをもどすはりをぐるぐるとまわしてみるよ)

時を戻す針をグルグルと回してみるよ

(ぼくだけがおぼえてるぼくだけがしっている)

僕だけが覚えてる 僕だけが知っている

(それだけでいいから)

それだけでいいから

(かみさまおねがい)

神様お願い

(もうすこしだけしあわせなじかんをあじわわせておくれよ)

もう少しだけ幸せな時間を味わわせておくれよ

(あるくくらいのすぴーどでゆうひがあすふぁるとをそめるくらいに)

歩くくらいのスピードで 夕陽がアスファルトを染めるくらいに

(しずかにはかなくきえていくから)

静かに儚く 消えていくから