第3ボタン SHISHAMO

(きみのにおいをしらないよだからわすれることないよ)

君の匂いを知らないよ　だから忘れることないよ

(すぐにどこかにいってしまうきみをこのてで)

すぐにどこかに行ってしまう君を　この手で

(ひきとめられたならなにもいらないなにもいらない)

引き留められたなら　何もいらない　何もいらない

(げたばこでいつもとろとろくつひもむすんでる)

下駄箱でいつもトロトロ靴ひも結んでる

(りゆうかんがえたこともないのでしょう)

理由考えたこともないのでしょう

(きみはなにもしらなくていいしらないままさよならでいいの)

君は何も知らなくていい　知らないままサヨナラでいいの

(こんなみじめなわたしのきもちどこにもいけないままくさってけばいい)

こんな惨めな私の気持ち　どこにも行けないまま　腐ってけばいい

(あしたになったってまいごのままだよ)

明日になったって迷子のままだよ

(きみのこえをしらないよだからおもいだせないよ)

君の声を知らないよ　だから思い出せないよ

(あのひかいだんですれちがったときにこえをかけられなかったのは)

あの日階段ですれ違った時に　声をかけられなかったのは

(ただこわいからただこわいから)

ただ怖いから　ただ怖いから

(こんなにきみのことみつめているのに)

こんなに君のこと見つめているのに

(めがあわないりゆうかんがえたくもないんだ)

目が合わない理由　考えたくもないんだ

(だれにもいえないほんとうのきもちなさけなくってなみだがあふれた)

誰にも言えない　本当の気持ち　情けなくって涙があふれた

(ほんとうはずっときみのことだけうしろすがたをただみつめていたい)

本当はずっと君のことだけ　うしろ姿をただ見つめていたい

(きみはわたしのなまえさえしらないしらない)

君は私の名前さえ知らない　知らない

(あのうでもあのくびもそのえりあしもぜんぶわたしのものになる)

あの腕もあの首もその襟足も　全部私のものになる

(つごうのいいゆめいやんなっちゃうなあ)

都合のいい夢　いやんなっちゃうなあ

(ほんとうはほんとうにもうあえないってこと)

本当は本当にもう会えないってこと

(わかってるのにしらないふりしたの)

分かってるのに知らないフリしたの

(あのひがさいごなのしってたのにねどうしてわたしはもういくじなし)

あの日が最後なの知ってたのにね　どうして私はもう意気地なし

(わたしはきみになにもつたえられなかった)

私は君に何も伝えられなかった