仄日

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投稿者投稿者自疒各(じかく)いいね0お気に入り登録
プレイ回数64難易度(2.5) 731打 歌詞 かな 長文モード可
楽曲情報 仄日  作詞青栗鼠  作曲青栗鼠
黄昏に置いていかれた。
なかったので自分で作りました。
自分用ですが、どうぞプレイしてください!
※このタイピングは「仄日」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(たそがれにおいていかれた。)

黄昏に置いていかれた。

(しゅがのこって、あいがとけた。)

朱が残って、藍が溶けた。

(かーぶみらーがうつすけしきは、)

カーブミラーが映す景色は、

(どこかさびしげで、)

何処か淋しげで、

(かなしかった。)

愛しかった。

(うつつからひきもどされるたびに、)

現から引き戻される度に、

(あだなみをたてていた。)

仇波を立てていた。

(ゆうだちがかきけしたおとは、)

夕立がかき消した音は、

(ぼくのしんおんとまざっていた。)

ぼくの心音と混ざっていた。

(こわれたろじうらと、)

壊れた路地裏と、

(うかぶとまれのろめんひょうじが、)

浮かぶ止まれの路面表示が、

(こわいくらいなつかしいのに、)

怖いくらい懐かしいのに、

(どうも、)

どうも、

(ぼくのきおくにはなくて。)

ぼくの記憶には無くて。

(やけきらないゆうがまだつづく、)

灼けきらない夕が未だ続く、

(かぎなれたよるのにおいはこない。)

嗅ぎ馴れた夜の匂いは来ない。

(とほうにくれていくそくじつが、)

途方に暮れていく仄日が、

(ぼくのかげを)

ぼくの影を

(のみこんでいた。)

飲み込んでいた。

(ああ)

(むびにおいこまれて、)

夢寐に追い込まれて、

(とおいばしょにまよいこんだきがして、)

遠い場所に迷いこんだ気がして、

(ふるびてさびたゆうあかりに、)

古びて錆びた夕明りに、

(ぼくのいしきが、)

ぼくの意識が、

(すいこまれていく。)

吸い込まれていく。

(すいこまれた。)

吸い込まれた。

(しんだよいがぼけてきえゆく、)

死んだ宵が暈けて消えゆく、

(かんたんのゆめがぼくをこがす。)

邯鄲の夢がぼくを焦がす。

(よこにのびるちへいせんが、)

横に伸びる地平線が、

(かげろうにゆられていた。)

陽炎に揺られていた。

(くすぶったたそがれがこいしくて、)

燻った夕そがれが恋しくて、

(ゆめうつつのうつつがとけていく。)

夢現の現が溶けていく。

(あいをしらないぼくをさそう、)

藍を知らないぼくを誘う、

(そくじつにまどわされつづけた。)

仄日に惑わされ続けた。