添い遂げたアンドロイドへ

(おはようきぶんはどう？わたしのこいびと)

おはよう気分はどう？私の恋人

(すいほうのねとやさしいにおい)

水泡の音と優しい匂い

(ひとつひとつずつすべていろづいていき)

ひとつひとつずつすべて色づいていき

(ぼくのつくりてのねいろもつたえた)

僕の作り手の音色もつたえた

(せかいはとてもおろかしくて)

世界はとても愚かしくて

(わたしのことばをうけいれない)

私の言葉を受け入れない

(じぶんのいばしょをただまもろうとして)

自分の居場所をただ守ろうとして

(だからわたしはつくったの)

だから私は作ったの

(さぁよんでわたしのなまえを)

さぁ呼んで私の名前を

(きみのそのてでわたしにふれて)

君のその手で私に触れて

(そのままきすもして)

そのままキスもして

(ぼくは)

僕は

(てとてとてとてとてとてをあわせて)

テトテトテトテト手と手を合わせて

(きみきみきみきみきみのくちびるに)

キミキミキミキミ君の唇に

(きすきすきすきすぼくのはーとは)

キスキスキスキス僕のハートは

(とくとくとくとくとくとくとくとく)

トクトクトクトクとくとくとくとく

(てとてとてとてとてとてをあわせて)

テトテトテトテト手と手を合わせて

(きみきみきみきみきみのくちびるに)

キミキミキミキミ君の唇に

(きすきすきすきすきみのだえきが)

キスキスキスキス君の唾液が

(ぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽた)

ポタポタポタポタぽたぽたぽたぽた

(ぼくはきみと”こいびと”をしてあそんだ)

僕は君と"コイビト"をして遊んだ

(かいものをしたりさんぽをしたり)

カイモノをしたりサンポをしたり

(あるくひびはとてもとてもみたされていて)

歩く日々はとてもとても満たされていて

(だけどそれはゆるされなかったよう)

だけどそれは許されなかったよう

(せかいはとてもおろかしいから)

世界はとても愚かしいから

(きみのそんざいをうけいれない)

君の存在を受け入れない

(わたしのこえもただきこえないふりをして)

私の声もただ聞こえないフリをして

(だからここからとびだしましょう)

だからここから飛び出しましょう

(さあとってわたしのこのてを)

さあとって私のこの手を

(ふたりのせかいへだいじょうぶ)

二人の世界へ大丈夫

(ああしずかにつたうたしかなふるえ)

ああ静かに伝う確かな震え

(ふときみがつぶやく)

ふと君がつぶやく

(じかんがないのと)

時間がないのと

(ぼくのしらないなにかが)

僕の知らないなにかが

(きみをつれていく)

君を連れていく

(よんでいる)

呼んでいる

(からからからかねのねに)

カラカラカラ鐘の音に

(きみきみきみはほほえみ)

キミキミキミは微笑み

(ぼくぼくぼくたぐりよせ)

ボクボクボク手繰り寄せ

(きすきすきすきす)

キスキスキスキス

(はなはなはなでつくった)

ハナハナハナでつくった

(あいあいあいのゆびわを)

アイアイアイの指輪を

(いまいまいまそのゆびに)

イマイマイマその指に

(きみ　ぼく　いま)

君　僕　今

(きみきみきみきみきみはめをとじて)

キミキミキミキミ君は目を閉じて

(ただただただただただわらっていて)

タダタダタダタダただ笑っていて

(でもでもでもでもでもきみのこどうが)

デモデモデモデモでも君の鼓動が

(ないないないないないないないない)

ナイナイナイナイないないないない

(てとてとてとてとてとてをあわせて)

テトテトテトテト手と手を合わせて

(きみきみきみきみきみをだきしめて)

キミキミキミキミ君を抱き締めて

(ぽたぽたぽたぽたぼくのなにかが)

ポタポタポタポタ僕のなにかが

(ぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽたぽた)

ポタポタポタポタぽたぽたぽたぽた

(いつかこのばしょにはなをうえるから)

いつかこの場所に花を植えるから

(ぼくとおなじふぁれのぷしす)

僕と同じファレノプシス