祝福のメシアとアイの塔
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歌詞(問題文)
(しゅうえんのだいちのはてのこされたこらは)
終焉の大地の果て 残された子らは
(たよりなくちいさなてをかさねて)
頼りなく小さな手を 重ねて
(すこやかなるときもやめるときもただしんじて・・・)
健やかなる時も病める時もただ信じて…
(「ともにわけあっていこう」)
「共に分け合っていこう」
(ひとのちをこえておもいあがったおろかなひつじに)
人の智を超えて 思い上がった愚かな羊に
(かみのさばきがくだった)
神の裁きが下った
(ほろびゆくせかいをまもりつづける「あいのとう」には)
滅びゆく世界を守り続ける「アイの塔」には
(せかいのじゅみょうがともる)
世界の寿命が灯る
(わかもののむらにおうこくのししゃがもたらした)
若者の村に王国の使者がもたらした
(よげんのしらせ)
予言の報
(はりこのしょうじょにほまれたかき「つぎのめしあ」へと)
針子の少女に誉れ高き【次のメシア】へと
(しんたくがおりた)
神託が降りた
(とうのなかにまもられし「しゅくふく」は)
塔の中に守られし【祝福】は
(ここのつのめしあだけがたまう「えいこう」)
9つのメシアだけが賜う【栄光】
(きみとともにぼくらもとうへつれたとう)
君と共に僕らも塔へ連れたとう
(ほろびゆくらくえんのいのち、つなぐため)
滅びゆく楽園の命、繋ぐため
(しゅくふくをこのてにこころ、うちならし)
祝福をこの手に 心、打ち鳴らし
(えいこうをつかみとれけんめいに・・・)
栄光を掴み取れ 懸命に…
(しんじあうなかまとともにたすけあえば)
信じ合う仲間とともに 助け合えば
(おそれるものは、なにもない)
恐れるものは、なにもない
(さいしょのしゅくふくを)
最初の祝福を
(いのちがうずまく「はなやぐなみ」のとびらへてをのばす)
命が渦巻く【華やぐ波】の扉へ 手を伸ばす
(ふと、おおきなてをかさねてせいねんがいった)
ふと、大きな手を重ねて 青年が言った
(「ともにわけあっていこう」)
「共に分け合っていこう」
(めしあをおしのけよこどられたさいしょのしゅくふく)
メシアを押しのけ 横取られた最初の祝福
(なかまたちはいがみあい)
仲間たちはいがみ合い
(ふたつめのとびらあかきめをちばしらせ)
2つ目の扉 赤き目を血走らせ
(けんしは「ほのおのうたげ」にきょうじる)
剣士は【炎の宴】に興じる
(「めぐみのようこう」をかちとってえつにいるあねのてをふりはらい)
【恵みの陽光】を勝ち取って 悦に入る姉の手を振り払い
(くやしげなかおでいもうとは「あんそくのやみ」へいきまいてすすむ)
悔しげな顔で妹は【安息の闇】へ 息巻いて進む
(「えらばれたのは、わたしなのに・・・」)
「選ばれたのは、私なのに…」
(「ひとりじめはゆるさない・・・」)
「独リ占メハ許サナイ…」
(「よく」はひとをかえてしまうのか?)
「欲」は人を変えてしまうのか?
(そうはしゅくじを「たゆたうだいち」にささげて)
僧は祝詞を【揺蕩う大地】に捧げて
(うたびとは「らいめいのはやし」くちずさむ)
詩人は【雷鳴の囃子】口遊ぶ
(しゅくふくをこのてに・・・こころ、とぎすまし)
祝福をこの手に… 心、研ぎ澄まし
(えいこうをうばいとれわれさきに・・・)
栄光を奪い取れ 我先に…
(しんじあうなかまはどこへ・・・だれもが、てき?)
信じ合う仲間は何処へ… 誰もが、敵?
(たちきりなさいすぎたあいを)
断ち切りなさい 過ぎた愛を
(「つむじかぜのろんど」におどりこがまう)
【旋風のロンド】に踊り子が舞う
(そうせいのあねはかたわれをおしのけ)
双生の姉は片割れを 押しのけ
(「はくぎんのその」へ)
【白銀の園】へ
(かんきのしずくはながれるまもなくいてた)
歓喜の雫は流れる間もなく 凍てた
(ここのつめのしゅくふくはねむれる「まぐまのたいどう」)
9つ目の祝福は 眠れる【マグマの胎動】
(そうせいのおとうとはめしあをあざむいて)
双生の弟は メシアを欺いて
(ほこらしげにわらった)
誇らしげに笑った
(しんじたなかまにうらぎられ)
信じた仲間に裏切られ
(「しゅくふく」はすべてよこどられた)
【祝福】はすべて 横取られた
(ともらぬとーちかかげながら)
灯らぬトーチ 掲げながら
(いのりのさいだんへ・・・)
祈りの祭壇へ…
(とうのなかにふうじられし「しゅくふく」)
塔の中に封じられし【祝福】
(・・・というなのめしあにかせられた「しょくざい」)
…という名の メシアに課せられた【贖罪】
(「にえ」とともにのりこえためしあよ)
【贄】と共に 乗り越えた メシアよ
(いまこそあたらしきらくえんのいのち、つなぎたせ)
今こそ 新しき楽園の命、繋ぎ足せ
(あらなみにおぼれしずみ)
荒波に溺れ沈み
(ごうかのうみをまい)
業火の海を舞い
(むじひなかんてんにくずおれて)
無慈悲な干天に頽れて
(とわにあけぬやみにくるい)
永久に明けぬ闇に狂い
(だいちにのまれても)
大地に呑まれても
(きみひとりで、いかせはしない)
君独りで、いかせはしない
(さばきのいかずちにうたれ)
裁きの雷に打たれ
(ふうじんにさかれて)
風刃に裂かれて
(こころごとこおらされても)
心ごと凍らされても
(しゃくねつをはう)
灼熱を這う
(すこやかなるときもやめるときもただしんじて・・・)
健やかなるときも病めるときもただ信じて…
(「ともにわけあっていこう」)
「共に分け合っていこう」
(みちびきのひをつなげとうときにえのはて)
導きの灯を繋げ 尊き贄の果て
(おろかなるれんさはとわにくりかえす・・・)
愚かなる連鎖は永久に 繰り返す…
(しんじあったなかまたちにたすけられて)
信じ合った仲間たちに 助けられて
(かちとったひをたかくかかげて)
勝ち取った灯を 高く掲げて
(あかつきのかねがなくえいこうのしらべ)
暁の鐘が鳴く 栄光の調べ
(かみのいをさずけられためしあは)
神の威を授けられたメシアは
(ひとりしずかにわらいながら・・・)
独り静かに笑いながら…
(ここのつの「あい」をうみて)
9つの【哀】を生みて
(さいだんにてをのばした)
祭壇に手を伸ばした