化身　/　福山雅治

(しょぎょうむじょうっていうじゃない)

諸行無常っていうじゃない

(かわらぬものなどありゃしない)

変わらぬものなどありゃしない

(はしることむいみか？そんなもん)

走ること無意味か?そんなもん

(さすればこんなよのなかで)

さすればこんな世の中で

(「ほんとうのしあわせなんです？」)

「本当の幸せなんです?」

(いきるたびしみるよそんなもんく)

生きるたび染みるよそんな文句

(けせぬこうかいもいえぬきずあとも)

消せぬ後悔も　癒えぬ傷跡も

(たしかにあるから)

たしかにあるから

(せめていまだけはわすれさせてくれ)

せめて今だけは忘れさせてくれ

(きえたいにげたいあいたい・・・)

キエタイ　ニゲタイ　アイタイ・・・

(いませいじょになってだいてくれ)

いま聖女になって抱いてくれ

(ふるえるこころねむらせて)

ふるえる心眠らせて

(ゆうじょのようにだかせてよ)

遊女のように抱かせてよ

(けがれたせかいをこわして)

汚れた世界を壊して

(きみはあいのけしん)

君は　愛の化身

(あいえんきえんたれそがれ)

合縁奇縁たれそがれ

(けっきょくあいにうえてます)

結局愛に飢えてます

(けものみたくさまようこのまち)

獣みたく彷徨うこの街

(とかいのかぜにふかれてながされて)

都会の風に吹かれて流されて

(ぎりぎりたっている)

ギリギリ立っている

(だれにもいえないよわさがあるから)

誰にも言えない弱さがあるから

(さばくのまんなかあいたい・・・)

サバクノ　マンナカ　アイタイ・・・

(きみしゅくじょになってくちづけを)

キミ淑女になってくちづけを

(かわいたからだをぬらして)

乾いた身体を濡らして

(しょうじょのようなじょうねつで)

少女のような情熱で

(こごえたじんせいとかして)

凍えた人生溶かして

(ゆめをゆめをみせて)

夢を　夢を見せて

(われはあいのけもの)

我は　愛の獣

(ひとりぼっちだよそんなきぶんだよ)

ひとりぼっちだよ　そんな気分だよ

(だれといてもとおいよ)

誰といても遠いよ

(しんじることさえあきらめかけてる)

信じることさえ諦めかけてる

(そのゆびそのむねあいたいよ・・・)

ソノユビ　ソノムネ　アイタイヨ・・・

(いませいじょになってだいてくれ)

いま聖女になって抱いてくれ

(ふるえるこころねむらせて)

ふるえる心眠らせて

(ゆうじょのようにだかせてよ)

遊女のように抱かせてよ

(けがれたせかいをこわして)

汚れた世界を壊して

(きみしゅくじょになってくちづけを)

キミ淑女になってくちづけを

(かわいたからだをぬらして)

乾いた身体を濡らして

(しょうじょのようなじょうねつで)

少女のような情熱で

(こごえたじんせいとかして)

凍えた人生溶かして

(ゆめをゆめをみせて)

夢を　夢を見せて

(きみはあいのけしん)

君は　愛の化身

(われはあいのけもの)

我は　愛の獣