放課後ギュッと

(１２３４)

1234

(げつようからはじまるてすとのことなど)

月曜から始まるテストのことなど

(もうわすれてしまいたいな)

もう忘れてしまいたいな

(とつぜんふるあめとまちあわせしたおぼえはないけど)

突然降る雨と待ち合わせした覚えはないけど

(まあわるくないか)

まあ悪くないか

(なにげないしぐさやこえをきくだけでばかになる)

何気ない仕草や声を聞くだけで馬鹿になる

(ほうかごぎゅっときみのてをひいていけたら)

放課後ギュッと君の手を引いていけたら

(きっとぼくははじけてしまう)

きっと僕は弾けてしまう

(あとすこしでこわれそうなりみったーに)

あと少しで壊れそうなリミッターに

(あしたはぜったいまけないようにっておきた)

明日絶対負けないようにって起きた

(ごごのじゅぎょうちゅう)

午後の授業中

(ぜんこうしょくんのべるこうちょうせんせい)

「全校諸君〜」述べる校長先生

(ちょっとはなしながすぎてもうしんどいわ)

ちょっと話長すぎてもうしんどいわ

(よじかんめはらぺこでにじかんすう)

４時間目腹ペコで二次関数

(あーやってらんねー)

あーやってらんねー！

(でもさいぜんれつさぼれない)

でも最前列　サボれない

(こんなとききみがとなりいやちかくのせきでいい)

こんな時君が隣、いや近くの席でいい

(それだけでたのしいのに)

それだけで楽しいのに

(あのひひいたくじがじゅうごばんなら)

あの日ひいたクジが15番なら、

(けしごむをおとして)

消しゴムを落として・・・

(まちあわせじゅぷんまえについていまきたよと)

待ち合わせ10分前に着いて今きたよと

(いえたのならかっこいいかな)

言えたのならかっこいいかな

(あとすこしでばくはされてしまいそうな)

あと少しで爆破されてしまいそうな

(こころをぎゅっとおしこらえて)

心臓(こころ)をギュッと押しこらえて

(いまぼくのこえをとどけるよ)

今僕の声を届けるよ

(こんなぼくのことばだけじゃ)

こんな僕の言葉だけじゃ

(きみのかおはくもりはじめこまらせてしまうなんて)

君の顔は曇り始め困らせてしまうなんて

(やぼなもうそうはやめていうこといわなきゃいけないね)

野暮な妄想はやめて言うこと言わなきゃいけないね

(ああにぎるあせふるえたこえひびく)

ああ　握る汗　震えた声響く

(ほうかごぎゅっときみとつないだこのてを)

放課後ギュッと君と繋いだこの手を

(はなさぬようやさしくつかんでる)

離さぬよう優しく掴んでる

(あとすこしをこえたりみったーは)

あと少しを超えたリミッターは

(これからはもういらないね)

これからはもう要らないね

(とめどないみらいをうたってく)

止めどない未来を歌ってく