布袋寅泰　Surrender

(かなしくてかなしくてなみだもでないほどかなしくて)

悲しくて悲しくて…涙も出ないほど悲しくて

(まどのがらすにぎりこぶしでわった)

窓のガラス　握り拳で割った

(てのひらをつたうあかいちをみつめてただふるえてた)

手のひらをつたう赤い血を見つめてただ震えてた

(いたみだけがいのちのあかしだった)

痛みだけが　生命の証しだった

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒまよなかのめろでぃーがかわいたむねにひびきわたる)

SURRENDER真夜中のメロディーが　乾いた胸に響きわたる

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒすぎゆくときのなかでおれはなにをもとめさまようんだろう)

SURRENDER過ぎ行く時のなかで　俺は何を求め彷徨うんだろう？

(かぎりなくからっぽなこころをうめるなにかがほしい)

限りなくからっぽな心を埋める何かが欲しい

(もえるようなときめきにであえたら)

燃えるような　ときめきに出逢えたら

(きっとかなしみをこえてじぶんらしくわらえるはずさ)

きっと悲しみを越えて自分らしく笑えるはずさ

(うまれてきたことくやんだりせずに)

生まれてきたこと悔やんだりせずに

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒこえにならないさけびくりかえしてばかりのよるに)

SURRENDER声にならない叫び　くり返してばかりの夜に

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒあいのかおりにだかれあまいゆめをみながらねむりたい)

SURRENDER愛の香りに抱かれ　甘い夢を見ながら眠りたい

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒまよなかのめろでぃーがかわいたむねにひびきわたる)

SURRENDER真夜中のメロディーが　乾いた胸に響きわたる

(ｓｕｒｒｅｎｄｅｒすぎゆくときのなかでおれはなにをもとめさまようんだろう)

SURRENDER過ぎ行く時のなかで　俺は何を求め彷徨うんだろう？

(はるにめざめたはなもやさしくそよぐかぜも)

春に目覚めた花も　優しくそよぐ風も

(そらにうたうことりもきらめくつきあかりも)

空に歌う小鳥も　きらめく月明かりも

(このむねにふきあれるこどくというあらしをかきけせはしないだろう)

この胸に吹き荒れる　孤独という嵐を　かき消せはしないだろう…