夢飛行/三森すずこ

(あるばむをふとめくれば)

アルバムをふとめくれば

(よくひにやけたえがおがならんでる)

よく日に焼けた笑顔が並んでる

(えいえんにつづきそうなくらい)

永遠に続きそうなくらい

(あたりまえにそばにいてくれたね)

当たり前にそばにいてくれたね

(くじけそうでもまえむけるのは)

くじけそうでも 前向けるのは

(たえまのないきずなかんじてるから)

絶え間のない 絆感じてるから

(むねのおくひめたまま)

胸の奥 ひめたまま

(ためらったことばはありがとう)

ためらった言葉は「ありがとう」

(えいえんなんてないから)

永遠なんてないから

(つたえなくちゃ)

伝えなくちゃ

(あのあの)

あの (あの)

(ゆうひがしずむまえに)

夕陽が沈む前に

(いつものように)

いつものように

(かべのすみせくらべした)

壁のすみ 背比べした

(あとはいろあせおとなになったけど)

痕は色あせ 大人になったけど

(とおいゆめたどりつけずに)

遠い夢たどり着けずに

(せのびしつづけているよ)

背伸びし続けているよ

(いまでも)

今でも

(いたずらなめであいずをしたら)

いたずらな目で 合図をしたら

(ふしぎだよね)

不思議だよね

(すぐえがおになれる)

すぐ笑顔になれる

(どこまでもはしってゆけ)

どこまでも走って行(ゆ)け

(こころがつげるほうがくへ)

心が 告げる方角へ

(あかねいろにそまるひこうきぐもを)

茜色に染まる飛行機雲を

(ほらほら)

ほら (ほら)

(おいかけたひのように)

追いかけた日のように

(ふりかえらず)

振り返らず

(ときにぶつかりあい)

時にぶつかりあい

(すれちがったとしても)

すれ違ったとしても

(だいじょうぶしってる)

大丈夫 知ってる

(きょうもしあわせねがってる)

今日も、幸せ願ってる

(つかれたらかえってきて)

疲れたら帰ってきて

(かわらずここでまってるから)

変わらずここで待ってるから

(もっとつよくなれる)

もっと強くなれる

(まもるものがある)

守るものがある

(そう)

(そう)

(だからはしりつづける)

だから走り続ける

(いつまでも)

いつまでも

(たとえはなれても)

たとえ離れても

(ねえねえ)

ねえ (ねえ)

(きみをみまもっているよ)

君を見守っているよ

(ずっとずっとつながってる)

ずっとずっと 繋がってる