日常

(はしゃぎすぎたしゅうまつのしわよせならばまだよいのに)

はしゃぎすぎた週末のシワ寄せならばまだ良いのに

(がわりはえないはずれないこころについたあしかせ)

変わり映えない　外れない　心に付いた足枷

(さきのみえないよるのかえりみち)

先の見えない夜の帰り道

(「あしたなんてなきゃよいのに」)

「明日なんてなきゃ良いのに」

(いまなんていった？あぁ、たしかめなきゃよかった)

今なんて言った？　あぁ、確かめなきゃ良かった

(そんなときふるえたぽけっとからみなれたもじがひかる)

そんな時震えたポケットから見慣れた文字が光る

(そのつうちひとつですべてをすくいえるあなたのあいだのよさに)

その通知ひとつで全てを救い得るあなたの間の良さに

(しんどいなぁなんておもってんのばれてるみたいだ)

しんどいなぁなんて思ってんのバレてるみたいだ

(のるまいかかいじょうかにちじょうはきょうもはかられる)

ノルマ以下か以上か日常は今日も計られる

(すーつでもすうぇっとでもそれはおなじみたいだ)

スーツでもスウェットでもそれは同じみたいだ

(かわりないかげんきかあなたはきょうもきにかける)

変わりないか元気か　あなたは今日も気にかける

(よいひでもわるいひでもそれはおなじみたいだ)

良い日でも悪い日でもそれは同じみたいだ

(くぼみすぎたどんぞこのさいはてよりはまだよいのに)

凹み過ぎたどん底の最果てよりはまだ良いのに

(そうおもえないわりきれないこころにできたはだあれ)

そう思えない　割り切れない心に出来た肌荒れ

(ぬりたくったこまやかなしあわせどれもきかなくて)

塗りたくった細やかな幸せ　どれも効かなくて

(つぶせもせずにあかくおおきくじかんとともにひどくなってく)

潰せもせずに赤く大きく時間と共に酷くなってく

(かいけつさくはいくつかあることわかっててもふみだせない)

解決策はいくつかある事　分かってても踏み出せない

(ほめおすたしすの７もじにたやすくつまずいてるこころじゃもう)

ホメオスタシスの7文字に容易く躓いてる心じゃもう

(しんどいなぁなんてなげいたってめいわくみたいだ)

しんどいなぁなんて嘆いたって迷惑みたいだ

(なにをどうしたいのかじぶんのことをおしはかる)

何をどうしたいのか自分の事を推し測る

(つらいとかやめたいとかそれもひによるみたいだ)

辛いとか辞めたいとかそれも日によるみたいだ

(なんでもうちあけてといわれるたびにいえなくなる)

何でも打ち明けてと言われる度に言えなくなる

(ごこういにあまえるのもわりときついみたいだ)

ご厚意に甘えるのも割とキツいみたいだ

(べつにたいしたことないよはなすだけでじゅうぶんだよ)

別に大した事ないよ話すだけで十分だよ

(うたれよわいくせしてあなたにまだよいかおをしていたい)

打たれ弱いくせしてあなたにまだ良い顔をしていたい

(のるまいかかいじょうかにちじょうはきょうもはかられる)

ノルマ以下か以上か日常は今日も計られる

(すーつでもすうぇっとでもそれはおなじみたいだ)

スーツでもスウェットでもそれは同じみたいだ

(かわりないかげんきかあなたはきょうもきにかける)

変わりないか元気かあなたは今日も気にかける

(よいひでもわるいひでもそれはおなじみたいだ)

良い日でも悪い日でもそれは同じみたいだ

(かわらないひとたちになやまされてはいやされる)

変わらない人たちに悩まされては癒される

(つよがれるこのつよさがわりとだいじみたいだ)

強がれるこの強さが割と大事みたいだ

(ぶさいくなこころひとつにちじょうをきょうもいきる)

不細工な心ひとつ日常を今日も生きる