スコールスコール

(あぁきょうはあめだだいきらいなあめだ)

あぁ、今日は雨だ大嫌いな雨だ

(あぁこんなひはふたりでひとつのかさにはいった)

あぁ、こんな日は二人で一つの傘に入った

(あめにぬれているぼくのひだりかたはふしぎとつめたくはなかった)

雨に濡れている僕の左肩は不思議と冷たくはなかった

(どれだけじかんがたったかおぼえていないけどちゃんとおぼえてることもあるよ)

どれだけ時間が経ったか覚えていないけどちゃんと覚えてることもあるよ

(きみのこのみのたいぷとかきみのすきなｃｄとか)

君の好みのタイプとか君の好きなCDとか

(そろそろあめよやんでくれ)

そろそろ雨夜止んでくれ

(ながしてながしてすべてけしさって)

流して流してすべて消し去って

(なかったことにしてすこーるすこーる)

なかったことにしてスコールスコール

(どうだっていいせめてきょうくらいなみだをかくしてすこーるすこーる)

どうだっていい、せめて今日くらい涙を隠してスコールスコール

(あぁきょうはあめだだいきらいなあめだ)

あぁ、今日は雨だ大嫌いな雨だ

(あぁくつもぬれるしせんたくものもかわかない)

あぁ、靴も濡れるし洗濯物も乾かない

(かぜにゆれているしゃつやたおるなんかをながめているのがあのころはすきだった)

風に揺れているシャツやタオルなんかを眺めているのがあの頃は好きだった

(どれだけじかんがたったかおぼえていないけどわすれられないひとがいるの)

どれだけ時間が経ったか覚えていないけど忘れられない人がいるの

(それはきみだったりいつもきみばっかり)

それは君だったり、いつも君ばっかり

(そろそろつよくなりたいな)

そろそろ強くなりたいな

(ながしてながれたひとつずつきえた)

流して流れた一つずつ消えた

(おもいでをうばってくすこーるすこーる)

思い出を奪ってくスコールスコール

(しあわせうばうならふこうもつれてって)

幸せ奪うなら不幸も連れてって

(なみだをたべてるすこーるすこーる)

涙を食べてるスコールスコール

(あいをころしたあめとこいをつくったあめがおなじものだとはおもえないよ)

愛を殺した雨と恋を作った雨が同じものだとはおもえないよ

(きみのおもいでがかさのなかへいやなおもいではあめでながして)

君の思い出が傘の中へ嫌な思い出は雨で流して

(つごうのいいよる)

都合のいい夜

(ふりそそいでふりそそいで)

降り注いで降り注いで

(かなしみがほしにかわることなんてないって)

悲しみが星に変わることなんてないって

(わかってるって)

わかってるって

(せめてなみだをかくしてすこーるすこーる)

せめて涙を隠してスコールスコール