正体

(ふさわしいかんじょうはひとつもないけど)

相応しい感情はひとつもないけど

(うつくしいおもいでをずっとうたわせて)

美しい思い出をずっと謳うたわせて

(ふかんぜんなあいじょうでこころがおどるなら)

不完全な愛情で心が躍るなら

(はてなくすべてをずっとまどわせて)

果てなく全てをずっと惑わせて

(じゃあいつまでめぐるあいできょうもきょうもゆめのなか)

じゃあいつまで巡る哀で今日も今日も夢の中

(じゃあどうしてなんどだってかごのとり)

じゃあどうして何度だって籠の鳥

(さよならさよならさよならなんていわないでくれ)

さよならさよならさよならなんて言わないでくれ

(このおもいではよごさないでくれ)

この思い出は汚よごさないでくれ

(いつまでいつまでいつまでもずっとまちがっていたい)

何時迄いつまで何時迄いつまで何時迄いつまでもずっと間違っていたい

(まちがっているぼくをどうかしかってほしい)

間違っている僕をどうか叱って欲しい

(あてもなくこうかいはりそうをくらうから)

あてもなく後悔は理想を喰らうから

(やさしいうそなどずっとばけのかわ)

優しい嘘などずっと化けの皮

(なやましいあいぞうがこころうずまくけど)

悩ましい愛憎が心渦巻くけど

(はてなくすべてをずっとまどわせて)

果てなく全てをずっと惑わせて

(じゃあいつまでかたるようにどうかどうかいろづけて)

じゃあいつまで騙るようにどうかどうか色付けて

(じゃあどうしてなんどだってゆめのあと)

じゃあどうして何度だって夢の跡

(さよならさよならさよならなんていわないでくれ)

さよならさよならさよならなんて言わないでくれ

(このおもいではうばわないでくれ)

この思い出は奪わないでくれ

(いつまでいつまでいつまでもずっとまちがっていたい)

何時迄いつまで何時迄いつまで何時迄いつまでもずっと間違っていたい

(まちがっているぼくをどうかしかってほしい)

間違っている僕をどうか叱って欲しい

(あかいあかいひがとおくもえるようにしずんでいく)

赤い赤い火が遠く燃えるように沈んでいく

(かぜにまうきせつをつれてどこへいこうか)

風に舞う季節を連れて何処へ行こうか

(ならぶならぶてがふれるほころぶあいはきまぐれ)

並ぶ並ぶ手が触れる綻ぶ愛は気まぐれ

(かぜにまうきせつをつれてどこへいこうか)

風に舞う季節を連れて何処へ行こうか

(さよならさよならさよならなんていわないでくれ)

さよならさよならさよならなんて言わないでくれ

(このおもいではよごさないでくれ)

この思い出は汚よごさないでくれ

(いつまでいつまでいつまでもずっとまちがっていたい)

何時迄いつまで何時迄いつまで何時迄いつまでもずっと間違っていたい

(まちがっているぼくをどうかしかってほしい)

間違っている僕をどうか叱って欲しい

(どうかわらってほしい)

どうか笑って欲しい