さよならポラリス Nem feat.GUMI

(みちはわかれてふたりしんとたちどまる)

道は別れてふたりしんと立ち止まる

(そっとみつめあいことばをこぼす)

そっと見つめあい言葉をこぼす

(あしをすすめてここでばいばいなんだと)

足を進めてここでバイバイなんだと

(いいきかせてるもうおきなくちゃ)

いいきかせてるもう起きなくちゃ

(きせききざんでたゆきはとけて)

軌跡刻んでた雪は溶けて

(あとはてをはなすだけだねわらって)

あとは手をはなすだけだね笑って

(ひとつ、またひとついきをのんですすみ)

ひとつ、またひとつ息をのんで進み

(ぽらりすのちかいいっしゅんのきらめきゆらう)

ポラリスの誓い一瞬のきらめき揺らう

(ふたり、もうひとりはなれていくだけさ)

ふたり、もうひとり離れていくだけさ

(かわれないこころかすかなきずなふれてとまる)

変われない心かすかな絆ふれて止まる

(おさないぼくらこどうのいみをしるまで)

幼い僕ら鼓動の意味を知るまで

(なんぜんのよるをくだくのだろう)

何千の夜を砕くのだろう

(みあげたそらにいまはなくしたみらいが)

見上げた空に今は失くした未来が

(あざやかにいろどりもつれるひかり)

鮮やかに灯りもつれる光

(うたうであいはぐうぜんだけど)

うたう出会いは偶然だけど

(わかれはひつぜんのきまり．．．．．．わらって)

別れは必然のきまり......笑って

(ひとつ、またひとつえらびとってすてて)

ひとつ、またひとつ選びとって捨てて

(あわいしろのなかうめたおもいごととかす)

淡い白のなか埋めた想いごと溶かす

(ふたり、もうひとりゆめからさめたなら)

ふたり、もうひとり夢から覚めたなら

(ふゆはとじていくゆるやかなそくどでおちる)

冬は閉じていく緩やかな速度で落ちる

(またいつかであうさ)

またいつか出会うさ

(あたりまえのぐうぜんのように)

あたりまえの偶然のように

(ひとつ、またひとついきをのんですすみ)

ひとつ、またひとつ息をのんで進み

(ぽらりすのちかいいっしゅんのきらめきとぎれ)

ポラリスの誓い一瞬の煌めき途切れ

(ふたり、もうひとりはなれていくだけさ)

ふたり、もうひとり離れていくだけさ

(ひえきったゆびがかすかなきずなふれてさいて)

冷え切った指がかすかな絆ふれて裂いて

(ひとつ、またひとつすすむたびになくす)

ひとつ、またひとつ進むたびに失くす

(でもこわくないよそのこえはたしかにここに)

でも怖くないよその声は確かに此処に

(ふたり、もうひとりぬれたまつげゆらし)

ふたり、もうひとり濡れたまつげ揺らし

(ほほえんだのならわかれ、あるきだそうあすへ)

微笑んだのなら別れ、歩き出そう春へ