独断と偏見で繋ぐボカロメドレー　前編

(きづいてくださいわたしのこえ)

気づいてください、私の声。

(からだなどいらないみにくさをまとうだけ)

身体などいらない醜さを纏うだけ

(あいしてくださいわたしのこえ)

愛してください、私の声。

(それだけでかまわないわたしはあなたのかなりあ)

それだけで構わない私はあなたの…カナリア。

(はんけい２５０せんちはこのてのとどくきょり)

半径250センチはこの手の届く距離

(いまからうごきまわりますのではなれていてください)

今から動き回りますので離れていてください

(ぼくはなんのためにうたう)

ボクは何のために歌う？

(ぱらじくろろべんぜん)

パラジクロロベンゼン

(ただいみもりかいせずにうたう)

ただ意味も理解せずに歌う

(ぱらじくろろべんぜん)

パラジクロロベンゼン

(そうこたえもとめはしりだした)

そう答え求め走り出した

(ぱらじくろろべんぜん)

パラジクロロベンゼン

(そのさきにたどりついてなにもないとしったけど)

その先にたどり着いて何もないと知ったけど

(くるしくてかなしくてくやしくてやめてたくて)

苦しくて悲しくて悔しくてやめてたくて

(それすらもゆるされずなにもかもうしなうだけで)

それすらも許されずなにもかも失うだけで

(からすぎてにくすぎてむなしくてけしたくて)

辛すぎて憎すぎてむなしくて消したくて

(なにもかもなげだしてとびだしておめきさけぶよ)

何もかも投げ出して飛び出して喚き叫ぶよ！

(ｊｕｓｔａｇａｍｅおたがいのことさんざんおもちゃにしたよね)

Just a gameお互いのこと散々オモチャにしたよね

(そんなおろかなふたりをもうすくえない)

そんな愚かな二人をもう救えない

(ｊｕｓｔａｇａｍｅあだむといヴがむかしおかしたあやまち)

Just a gameアダムとイヴが昔犯した過ち

(いくねんいくせだいこえてふたりまたくりかえす)

幾年幾世代超えて二人また繰り返す

(とびだしておめきさけぶよ)

飛び出して喚き叫ぶよ！

(ずっとかくしとおせないなら)

ずっと隠し通せないなら

(きっとしょうめつしてしまうなら)

きっと消滅してしまうなら

(いっそすなおになればいいのに)

いっそ素直になればいいのに

(もっとはじけてしまえばいいのに)

もっと弾けてしまえばいいのに

(いつまでもそれができないのは)

いつまでもそれができないのは

(くるしくてしかたがないのは)

苦しくて仕方がないのは

(だれのせいだきみのせいだぼくのせいだ)

誰のせいだキミのせいだ僕のせいだ

(さいばーさんだーさいばー)

サイバーサンダーサイバー

(こいのかたきのしるえっとかさなるよるまであとなんじかん)

恋の敵のシルエット重なる夜まであと何時間

(どろぼうねこはどっちなの)

泥棒猫はどっちなの？

(へっどほんははずさないほうがよいんじゃないの)

ヘッドホンは外さないほうが良いんじゃないの？

(ねえきみはいまごろだれのちちをすっていきてるの)

ねえ君は今頃誰の乳を吸って生きてるの？

(ことばはもうおぼえたかな)

言葉はもう覚えたかな？

(あいしたっていいじゃないかしばりだれもふれないよう)

愛したっていいじゃないか縛り誰も触れないよう

(これもうんめいじゃないかきえるきえるとあるあいせ)

これも運命じゃないか消える消えるとある愛世

(さんぜんせかいとこよのやみなげくうたもきこえないよ)

三千世界常世之闇嘆ク唄モ聞コエナイヨ

(せいらんのそらはるかかなたそのこうせんじゅうでうちぬいて)

青藍の空遥か彼方その光線銃で撃ち抜いて

(ｉいまこのよにさいたｄｏｎｔｃｒｙはかないはな)

「I」今この世に咲いたdon't cry儚い花

(ｉいまこのよにさいたｄｏｎｔｃｒｙはかないはな)

「I」今この世に咲いたdon't cry儚い花

(いつかみたゆめのように)

いつか見た夢のように

(きせつかなでるかぜにふかれていよう)

季節奏でる風に吹かれていよう

(かのじょはひとつぶあいをこぼした)

彼女は一粒愛を零した

(あーゆれるきみのはねがてまねいている)

あ～揺れる君の羽が手招いている

(いまばしりだそうそううかんだ)

今走りだそうそう浮かんだ

(くものさきにみつけたはなてをのばせばとどくから)

雲の先に見つけた花手を伸ばせば届くから

(きみをうちぬいたそのだんがんは)

君を撃ち抜いたその弾丸は

(やがてつちにおちるだろう)

やがて土に堕ちるだろう

(どこにとんでいくかもわからない)

どこに飛んでいくかもわからない

(かなしいだれかのさけびごえ)

哀しい誰かの叫び声

(きらいあわないたりないゆるせない)

嫌い？合わない？足りない？許せない？

(みらいやまないおわらないおと)

未来、止まない終わらない音

(ぼくのつくったせかいいたいさむいあさい)

僕の造った世界、痛い？寒い？浅い？

(ひていさせない)

否定させない。

(こわいあぶないにげたいかえりたい)

怖い？危ない？逃げたい？帰りたい？

(ひていそれはみとめられない)

否定。それは認められない。

(ふみこんだならにどとひきかえせない)

踏み込んだなら二度と引き返せない

(おとのなみに)

音の波に。

(かたみちようのつばさをひろげてとびたつぼくの)

片道用の翼を広げて飛び立つ僕の

(たのしみでねむれないよるさ)

楽しみで眠れない夜さ

(ぼくらのがらくたほしをたびだちめざすはころな)

僕らのガラクタ星を旅立ち目指すはコロナ

(まんげつよこめにそらゆくよ)

満月、横目にそら行くよ

(ぜったいめいれいさあしたがいなさいそれはとてもしあわせなことよ)

絶対命令さあ従いなさいそれはとても幸せなことよ

(もっともっともっとじゅうじゅんになれ)

もっともっともっと従順になれ

(やさしくかいならしてあげる)

優しく飼い慣らしてあげる

(ずっとこいしくてしんでれらせいふくだけでかけていくわ)

ずっと恋しくてシンデレラ制服だけで駆けていくわ

(まほうよじかんをとめてよわるいひとにじゃまされちゃうわ)

魔法よ時間を止めてよ悪い人に邪魔されちゃうわ

(にげだしたいのじゅりえっとでもそのなまえでよばないで)

逃げ出したいのジュリエットでもその名前で呼ばないで

(そうよねむすばれなくちゃねそうじゃないとたのしくないわ)

そうよね結ばれなくちゃねそうじゃないと楽しくないわ

(ねぇわたしといきてくれる)

ねぇ私と生きてくれる？

(もういっかいもういっかい)

もう一回、もう一回。

(わたしはきょうもころがりますとしょうじょはいうしょうじょはいう)

「私は今日も転がります。」と、少女は言う少女は言う

(ことばにいみをかなでながら)

言葉に意味を奏でながら！

(いうならそれはそれはらっきー)

言うならそれは、それはラッキー

(くりかえしのさんじゅうきゅうびょうまわりまわっていたらみえたそれははっぴー)

繰り返しの三十九秒廻り廻っていたら見えたそれはハッピー？

(なっとくなんてするはずないわ)

納得なんてするはずないわ！

(いつもわたしひとりきりのいみもいみがあるんでしょ)

いつも私一人きりの意味も意味があるんでしょ

(さけんでもまたとどかないろべりあ)

叫んでもまた届かないロベリア

(もってうまれたつみかかえるいみもいみがあるんでしょ)

持って生まれた罪抱える意味も意味があるんでしょ

(ならべてもはへんはそろわないけど)

並べても破片は揃わないけど

(みつめられたらうごけないあなたのしせん)

見つめられたら動けないあなたの視線

(そうつながれたいちぶがすべてなの)

そう…繋ガレタ一部ガ全テナノ

(もしあなたにげるならわかるでしょ)

もしあなた逃げるなら分かるでしょ？

(あのねこかわいそうめいろにまよいこんで)

あの猫可愛そう迷路に迷い込んで

(ひきちぎられたはなのように)

引き千切られた華のように

(うつくしくこどくにひらりひらりまいわれのもとへ)

美しく孤独にひらりひらり舞我の下へ

(くるくるくっくくるまわす)

クルクルクッククル回す

(わけがわけがわからないよきみのかおがぐちゃぐちゃぐちゃになる)

訳が訳が解らないよ君の顔がグチャグチャグチャになる

(ばらばらばっばばらばらにしちゃおうか)

バラバラバッババラバラにしちゃおうか

(もうもとにはもどらないにどと)

もう元には戻らない二度と

(さあおどりなさいちからつきるまで)

さあ踊りなさい力尽きるまで

(あたえられたぶたいのうえでまえばいい)

与えられた舞台の上で舞えばいい

(ああとげをまきちらすこども)

ああ棘をまき散らす子供

(きょうだけおままごとにつきあってあげる)

今日だけお飯事に付き合ってあげる

(しんじたものはつごうのいいもうそうをくりかえしうつしだすかがみ)

「信じたものは都合のいい妄想を繰り返し映し出す鏡

(うたひめをとめたたきつけるようにさけぶ)

歌姫を止め叩きつけるように叫ぶ…」

(さいこうそくのわかれのうた)

＜最高速の別れの歌＞