マダママゴト

(かじかんだてをかさねあわせたぜろきょりかんじょう)

かじかんだ手を重ね合わせたゼロキョリ感情

(みすかしてぼくのまんなかひえたねつにささる)

見透かして僕の真ん中冷えた熱に刺さる

(ひどいことばのそのてのうらのうらまできみにおしえたげるよ)

ひどい言葉のその手の裏の裏まで君に教えたげるよ

(いたいいたいいたいのとんでかないの)

痛い痛い痛いの　飛んでかないの

(ふたつにさけてみゃくをうつ)

ふたつに裂けて脈を打つ

(ここときみのまんなかふさいで)

ここと君の真ん中塞いで

(めをそらしたゆらりおちた)

目をそらしたゆらり落ちた

(きみのこえのばしたてむすんでひらいて)

君の声　伸ばした手　結んで開いて

(ぼくがもしもきみならとか)

僕がもしも君ならとか＿

(ありもしなことだらけのあたまのなかばらんすがほら)

ありもしなことだらけの頭の中バランスがほら

(くずれておちるこれもゆめなら)

崩れて落ちるこれも夢なら

(むねのとこをえぐったきずがつぎはきみをねらってるから)

胸のとこを抉った傷が次は君を狙ってるから

(きみはぼくのぼくのでいて)

君は僕の僕のでいて

(ずたずたになったけどもうかなしいことぜんぶわすれたふりで)

ズタズタになったけどもう悲しいこと全部忘れたふりで

(みないきかないいわないひみつ)

見ない　聞かない　言わない　秘密

(めかくしてさぐりしらないままで)

目隠し　手探り　知らないままで

(きすでさめためざめたふざけたせりふに)

キスで冷めた　目覚めた　ふざけたセリフに

(だまされいきにねもとまる８じに)

騙され　息に根も　止まる8時に

(ねえ、きこえてる？)

ねえ、聞こえてる？

(ぼくのこえがみみをつたうとけこんでいく)

僕の声が　耳を伝う　溶け込んでいく

(なみだならうばうからわがままゆるして)

涙なら奪うから我が儘許して

(いまゆらりおちてまだままごとだよ)

今　ゆらり落ちて　まだままごとだよ

(ゆびさきへとめぐるねつのあたたかさといとしさまで)

指先へと　巡る熱の　あたたかさと　愛しさまで

(だきしめてねむりにつくよるのしずけさにかくれて)

抱きしめて　眠りにつく　夜の静けさに隠れて