風立ちぬ

(みおくってくれなくてもよかったのに)

見送ってくれなくても　よかったのに

(またあえるとしんじてるあなたはむじゃきなひと)

また会えると信じてる　貴方は無邪気な人

(あしたがこなければいいのになんてあなたをこまらせたりして)

明日が来なければいいのになんて　貴方を困らせたりして

(わざとこどもぶったりしたわたしをゆるして)

わざと子どもぶったりした　私を許して

(とおざかるそのせなかわたしのゆめとかさねた)

遠ざかる　その背中　私の夢と重ねた

(まださむいそらのしたあなたはふりむかないでいて)

まだ寒い　空の下　貴方は振り向かないでいて

(まるでにげだすみたいなわかれだったね)

まるで逃げ出すみたいな　別れだったね

(さよならもいわせないでわたしはいじわるなひと)

さよならも言わせないで　私は意地悪な人

(いくつかのうそをかじりながらわたしたちはおとなになるけれど)

幾つかの嘘をかじりながら　私達は大人になるけれど

(めにはみえないものたちにじゃまをされるけど)

目には見えないもの達に　邪魔をされるけど

(ひたむきなままでいてむかいかぜはどんなにつよくても)

ひたむきな　ままでいて　向かい風はどんなに強くても

(ゆるぎないあなたのあしどりをかんじてるから)

揺るぎない　貴方の足どりを　感じてるから

(とおざかるそのせなかさびしさにまけそうでも)

遠ざかる　その背中　淋しさに負けそうでも

(またあえるとそうしんじてくれているあなたをまもりたい)

また会えると　そう信じてくれている　貴方を守りたい

(まもりたいから)

守りたいから