LOVE

(とうさんにもかあさんにもつたえそびれたことば)

父さんにも母さんにも　伝えそびれた言葉

(ゆうじんにもこいびとにもうまくいえないきもち)

友人にも恋人にも　うまく言えない気持ち

(ゆうしいらいなんちょうなんけいなんがい)

有史以来　何兆　何京　何垓

(いやそれいじょうのひとをおもうきれいごと)

いやそれ以上の　人を思う綺麗事

(あまのがわにとけて)

天の川に溶けて

(あれはすきでこれはごみで)

アレは好きで　コレはゴミで

(たがいのほんねをなであって)

互いの本音を　撫であって

(まっくたべようこんびにいこう)

マック食べよう　コンビニ行こう

(やすいおもいでもひかってる)

安い思い出も　光ってる

(ゆうしいらいなんちょうなんけいなんがい)

有史以来　何兆　何京　何垓

(いやそれいじょうのしあわせもふしあわせも)

いやそれ以上の　幸せも不幸せも

(めぶいてはまたかれてった)

芽吹いては　また枯れてった

(あなたといきるふつうのひびも)

あなたと生きる　普通の日々も

(みなれたくろいめもおおげさにいとしくかんじてる)

見慣れた黒い目も　大袈裟に愛しく感じてる

(よぞらがのむおれんじをながめていた)

夜空が飲む　オレンジを眺めていた

(ゆうげんのいのちいっぱいにみをこがして)

有限の命いっぱいに　身を焦がして

(けってんだらけのらヴをらヴを)

欠点だらけの　ラヴを　ラヴを

(いびつだったらヴをらヴを)

歪だった　ラヴを　ラヴを

(かんちがいでもそれがすべてとうたってる)

勘違いでも　それがすべてと歌ってる

(みかんせいのらヴをらヴを)

未完成の　ラヴを　ラヴを

(ありふれたらヴをらヴを)

ありふれた　ラヴを　ラヴを

(きみがだいじょうぶとわらうだけで)

君が「大丈夫」と笑うだけで

(もうすこしいきられそうだから)

もう少し生きられそうだから

(ゆうしいらいなんちょうなんけいなんがい)

有史以来　何兆　何京　何垓

(なんじょなんじょうなんこうなんかんなんせい)

何杼　何穣　何溝　何潤　何正

(なんさいなんごくなんごうがしゃそれいじょうの)

何載　何極　何恒河沙　それ以上の...

(あなたがこきゅうしていること)

あなたが呼吸していること

(ひふのすれるおとめめんともりをせに)

皮膚の擦れる音　メメントモリを背に

(つながってるくらいへやふたつのせいうんが)

繋がってる　暗い部屋　二つの星雲が

(ただよっていたきみのにおいとたいおんにふかくおぼれて)

漂っていた　君の匂いと体温に深く溺れて

(たにんごとだったらヴをらヴを)

他人事だった　ラヴを　ラヴを

(みたいけんのらヴをらヴを)

未体験の　ラヴを　ラヴを

(じかんかさねてだんだんかたちがわかっていく)

時間重ねて　だんだん形がわかっていく

(みがってならヴをらヴを)

身勝手な　ラヴを　ラヴを

(ふこうへいならヴをらヴを)

不公平な　ラヴを　ラヴを

(ひとつまたうけいれるたびに)

ひとつ　また受容れる度に

(みうしなうけれど)

見失うけれど

(かわっていくらヴをらヴを)

変わっていく　ラヴを　ラヴを

(おわっていくらヴをらヴを)

終わっていく　ラヴを　ラヴを

(かんちがいでもそれがすべてとうたってる)

勘違いでも　それが全てと歌ってる

(みかんせいならヴをらヴを)

未完成な　ラヴを　ラヴを

(ありふれたらヴをらヴを)

ありふれた　ラヴを　ラヴを

(きみがだいじょうぶとわらうだけで)

君が「大丈夫」と笑うだけで

(もうすこしいきられそうだから)

もう少し　生きられそうだから

(いきるりゆうをかんちがいできるから)

生きる理由を　勘違いできるから

(できるかな)

できるかな