靴磨きとマリア
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | trfhr | 4547 | S+ | 4.8 | 93.3% | 432.8 | 2120 | 152 | 51 | 2024/05/07 |
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歌詞(問題文)
(きょうもあさからろじょうでぼくのしごとはくつみがき)
今日も朝から路上で僕の仕事は靴磨き
(さけでくるったちちおやにみつぐため)
酒で狂った父親に貢ぐため
(かみさまはみんなびょうどうにうごくしんぞうをくれたけど)
神様は皆平等に動く心臓をくれたけど
(それいがいなにひとつぼくにくれなかった)
それ以外 何一つ僕にくれなかった
(ひとりめのきゃくはとりあたまふたりめのきゃくはねこあたま)
一人目の客は鶏頭 二人目の客は猫頭
(「ちゃんとふけよ」とつばをはいてどなられて)
「ちゃんと拭けよ」と唾を吐いて怒鳴られて
(ってかさっきからよこにだれかいてずっとぼくをみつめている?)
ってかさっきから横に誰か居てずっと僕を見詰めている?
(みあげたらごういんにはなしかけられた)
見上げたら強引に話し掛けられた
(「あなたがてにもってるそのくろいのはなに?」)
『あなたが手に持ってるその黒いのは何?』
(「うるさいじゃまだよあっちへいけよばかにしてんならかえれよ」)
『五月蝿い邪魔だよ あっちへ行けよ馬鹿にしてんなら帰れよ』
(そいつはうつむいてふてくされたようなかおして)
其奴は俯いて不貞腐れたような顔して
(「これでおだいになるかしら」っておまもりをさしだした)
『これでお代になるかしら』ってお守りを差し出した
(よごれちゃったたましいのなぐられてきずだらけの)
汚れちゃった魂の殴られて傷だらけの
(こんなぼくにいまさらなにかようですかかみさま)
こんな僕に今更何か用ですか神様
(おまもりをさしだしてあいつがわらったそのかおは)
お守りを差し出して彼奴が笑ったその顔は
(きょうかいでみたせいぼさまのえみたいだった!)
教会で見た聖母様の絵みたいだった!
(「せかいはじきにおわるのだのぞむとのぞまざるにかかわらず」)
「世界はじきに終わるのだ望むと望まざるに関わらず」
(ぼろぎぬみたいなじいさんがさけんでる)
襤褸絹みたいな爺さんが叫んでる
(きづけばよこにあいつがいていろんなことをはなしあって)
気付けば横に彼奴が居て色んな事を話し合って
(それだけがすこしだけぼくはうれしかった)
それだけが少しだけ僕は嬉しかった
(ああきょうもあさからろじょうでのぞんでなどいないくつみがき)
ああ今日も朝から路上で望んでなどいない靴磨き
(いつしかそんなまいにちはかわってく)
いつしかそんな毎日は変わってく
(だんだんすくなくなってきてついにあいつはこなくなった)
だんだん少なくなってきてついに彼奴は来なくなった
(わかってるはなすのをきっととめられたんだろ)
解ってる 話すのをきっと止められたんだろ
(「あなたがこころにもってるそのくろいのはなに?」)
『あなたが心に持ってるその黒いのは何?』
(「これはもうずっときえないんだどんなにないてもわめいても」)
『これはもうずっと消えないんだどんなに泣いても喚いても』
(あいつのようにもっとあいされたならぼくもきっと)
彼奴のようにもっと愛されたなら僕もきっと
(ひとにやさしくできるようなにんげんになれたかな)
人に優しくできるような人間になれたかな
(よごれちゃったたましいでなぐられてきずだらけで)
汚れちゃった魂で殴られて傷だらけで
(それでもあいされたいよってくちにだすこともできずに)
それでも愛されたいよって口に出すことも出来ずに
(ほんとうはもうわかっていたきらいになれないちちおやも)
本当はもう分かっていた 嫌いになれない父親も
(うまれたときはきっとみんなてんしみたいだった!)
産まれた時はきっと皆天使みたいだった!
(こうふくなゆめをみたゆめのなかであいつとふたり)
幸福な夢を見た 夢の中で彼奴と二人
(てをつないでゆっくりあるいたよこをみればまんめんのえみで)
手を繋いでゆっくり歩いた 横を見れば満面の笑みで
(めがさめてないてしまったうすぎたないべっどのうえで)
目が覚めて泣いてしまった 薄汚いベッドの上で
(みてはいけないゆめだったんだもうにどとかなわないのだから)
見てはいけない夢だったんだ もう二度と叶わないのだから
(ああなぜであってしまったんだ)
ああ 何故出会ってしまったんだ
(そのひはとくにひどかったどうせまたかけごとでまけたんだ)
その日は特に酷かった どうせまた賭け事で負けたんだ
(よいちらかしてあたりちらすちちおや)
酔い散らかして当り散らす父親
(ふっとめにはいったぼくのくびからさげたおまもり)
ふっと目に入った 僕の首から下げたお守り
(「かねにかえてくるからよこせ」とらんぼうにてをのばす)
「金に変えてくるから寄越せ」と乱暴に手を伸ばす
(よごれちゃったたましいのなぐられてきずだらけの)
汚れちゃった魂の 殴られて傷だらけの
(こんなぼくにうまれたいみがあるとでもいうなら)
こんな僕に産まれた意味があるとでも言うなら
(ぼこぼこになぐられてちへどをはいてよこたわって)
ぼこぼこに殴られて 血反吐を吐いて横たわって
(こんなまいにちになにかいみがあるというなら)
こんな毎日に何か意味があると言うなら
(ああほねがくだけるおとがしていしきはもうあいまいで)
ああ 骨が砕ける音がして 意識はもう曖昧で
(それでもかたくにぎったみぎてぜったいにはなすものか!)
それでも固く握った右手 絶対に離すものか!
(しびれをきらしたちちおやが「そのまましねよ」とでていった)
痺れを切らした父親が「そのまま死ねよ」と出て行った
(おれたゆびのすきまからひかったおまもり)
折れた指の隙間から光ったお守り
(うまれてはじめてかちとった)
産まれて初めて勝ち取った
(ぼくのたからものだ)
僕の宝物だ