レモンの花

(もうみてらんないな)

もう 見てらんないな

(いたいたしいほどにはれたそのひとみ)

痛々しいほどに腫れたその瞳

(やりきれないな)

やりきれないな

(きみをなかすかげにむしゃくしゃしてしまうよ)

君を泣かす影にむしゃくしゃしてしまうよ

(ごかいをしないでりかいをしたいだけ)

誤解をしないで理解をしたいだけ

(「えらんで」なんてけっしていえないぼくなんだ)

「選んで」なんて決して言えない僕なんだ

(あいもとめてきずついてわらって)

愛求めて傷ついて笑って

(つごうのいいえんでぃんぐなんて)

都合のいいエンディングなんて

(かなわないねがいのなかであがく)

叶わない願いの中で足掻く

(しんけんにぐちもきいていかって)

真剣に愚痴も聞いて怒って

(しんせんにあどばいすをして)

新鮮にアドバイスをして

(いつだってぼくがそばにいてあげるよ)

いつだって僕がそばにいてあげるよ

(ばかみたいにささえるんだ)

馬鹿みたいに支えるんだ

(あぁくるっちゃいそうだ)

あぁ　狂っちゃいそうだ

(のみかたあやまればくすりもどくになる)

飲み方誤れば薬も毒になる

(じゅくされていく)

熟されていく

(あまずっぱくてにがいれもんのようなこいさ)

甘酸っぱくて苦いレモンのような恋さ

(しはいをされてるしかいのすべては)

支配をされてる視界のすべては

(ぼうえんきょうのぞいてるようにとおいな)

望遠鏡覗いてるように遠いな

(あいもとめてきずついてわらって)

愛求めて傷ついて笑って

(つごうのいいえんでぃんぐなんて)

都合のいいエンディングなんて

(かなわないねがいのなかであがく)

叶わない願いの中で足掻く

(ぜんぜんむくでむじゃきなきみは)

全然無垢で無邪気な君は

(とうぜんのようなひょうじょうして)

当然のような表情して

(とうめいなえみで”ともだち”のきょうかいせん)

透明な笑みで”友達”の境界線

(ざんこくにひくんだ)

残酷に引くんだ

(きみのからだのいちばんふかいふかいところめがけて)

君の体の一番深い深いところ目がけて

(ぼくのこころねじこむよ)

僕の心ねじこむよ

(かくしたいたみよとどいて)

隠した痛みよ　届いて

(ｉｌｏｖｅｙｏｕとかいってわらって)

I LOVE YOUとか言って笑って

(いろけもそっけもないような)

色気も素っ気もないような

(いまのぼくらのかんけいじゃじょーくだ)

今の僕らの関係じゃジョークだ

(そうだんあいてのえんぎはやめて)

相談相手の演技はやめて

(じょうだんじゃないよっていって)

冗談じゃないよって言って

(きみのてをうばいとって)

君の手を奪い取って

(ほらどうとくなんてむしして)

ほら道徳なんて無視して

(かけだそう)

駆け出そう

(あいもとめてきずついてわらって)

愛求めて傷ついて笑って

(つごうのいいえんでぃんぐなんて)

都合のいいエンディングなんて

(かなわないねがいとわかってるから)

叶わない願いと分かってるから

(いちどきりのうそだってかまわない)

一度きりの嘘だって構わない

(こんやだけおどりあかそう)

今夜だけ踊り明かそう

(いつだってぼくがそばにいてあげるよ)

いつだって僕がそばにいてあげるよ

(あやうさもつよがりもずるささえもだきしめ)

危うさも強がりもずるささえも抱きしめ

(ばかみたいにみつめるんだ)

馬鹿みたいに見つめるんだ

(はながさいたんだ)

花が咲いたんだ

(あまずっぱくてにがいれもんのしろいはな)

甘酸っぱくて苦いレモンの白い花

(きれいだったんだ)

綺麗だったんだ

(ぼくだけのものになったらいいのになあ)

僕だけのものになったらいいのになあ