アンチビート

(せなかがかゆいんだきみがぎゅっとするから)

背中が痒いんだ　君がギュッとするから

(こういをよせるそのめえぐりだしていいかな)

好意を寄せるその目　抉り出していいかな

(えぐりだしたそのめをかざりつけてください)

抉り出したその目を　飾り付けてください

(いたいほどにふかいださあぼくをあいしたばつをうけろ)

痛いほどに不快だ　さあ僕を愛した罰を受けろ

(あんちびーと)

アンチビート

(もうはやくしんじゃいたいらくになりたいんだ)

もう早く死んじゃいたい　楽になりたいんだ

(あんちびーと)

アンチビート

(でもでもいたいいたいどこにもいけないよ)

でもでも「痛い痛い」　どこにも逝けないよ

(あんちびーと)

アンチビート

(ごはんがまずいんだきみとのきすのあとは)

ご飯が不味いんだ　君とのキスの後は

(くうきがまずいんだきみがとなりにいるとさ)

空気が不味いんだ　君が隣にいるとさ

(あいしてるにはきけをおぼえました)

「愛してるに吐き気を覚えました。」

(ふれるだけでぼくがぼくじゃなくなります)

「触れるだけで僕が僕じゃなくなります。」

(そうなんどだってきみにつたえよう)

そう、何度だって君に伝えよう

(どうだつみのあじは)

どうだ？　罪の味は

(あんちびーと)

アンチビート

(もうはやくぬいじゃいたいかりもののひょうじょうも)

もう早く脱いじゃいたい　借り物の表情も

(あんちびーと)

アンチビート

(そろそろげんかいだきみがすむせかいは)

そろそろ限界だ　君が住む世界は

(あんちびーと)

アンチビート

(きみはぼくのどこがすきなの)

君は僕のどこが好きなの？

(おしえてくれたらなんでもしてあげる)

教えてくれたらナンデモしてあげる

(ぜんぶぜんぶぜんぶもうぜんぶなんていわれたらもうぼくは)

「全部全部全部もう全部」なんて言われたら　もう僕は

(きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい)

嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い

(きみがすきなぼくのすべてがだいきらいだ)

君が好きな僕の全てが大嫌いだ

(わがままきいてよ)

我が儘聞いてよ

(あんちびーと)

アンチビート

(めいじますおんびーときざみませ)

命じます　オンビート刻みませ

(あんちびーと)

アンチビート

(とまらないせいぎょふのうのびーとを)

止まらない　制御不能のビートを

(あんちびーと)

アンチビート

(もうはやくしんじゃいたいらくになりたいんだ)

もう早く死んじゃいたい　楽になりたいんだ

(あんちびーと)

アンチビート

(でもでも「いたいいたい」どこにもいけないんだぼくは)

でもでも「痛い痛い」　どこにも逝けないんだ僕は

(ねえねえきみがわらうたびにぼくのこどうがにばいそくになるんだ)

ねえねえ　君が笑うたびに　僕の鼓動が二倍速になるんだ

(きみがくれたすべてがぼくをぼくを)

君がくれたすべてが僕を、僕を

(ねえねえぼくがさがしていたきみのあなはいったいどこにあるんだ)

ねえねえ　僕が探していた　君の穴は一体どこにあるんだ

(きみがくれたすべてがぼくをぐちゃぐちゃに)

君がくれたすべてが僕をグチャグチャに

(ぐちゃぐちゃに)

グチャグチャに