103/KERENMI motokiohmori

(いろのないそらがつつむきょうが)

色の無い空が包む今日が

(ぼくはやけにすきだったりする)

僕はやけに好きだったりする

(だれよりもこのくうきょなせつなさを)

誰よりもこの空虚な切なさを

(わかってくれているきさえもする)

分かってくれている気さえもする

(わかりあえない)

解り合えない

(すりきずすらできやしない)

すり傷すら出来やしない

(くうきとたまにわらいあう)

空気とたまに笑い合う

(てをのばそうかまようぼくを)

手を伸ばそうか迷う僕を

(おきざりにしようとする)

置き去りにしようとする

(ひとりでさまよったつもりがあなたといる)

一人で彷徨ったつもりが貴女と居る

(あなたといっしょにいたはずがひとりでいる)

貴女と一緒にいたはずが独りで居る

(よくできたひとのみちねと)

「よく出来た人の道ね」と

(よくできたひにくなはなしねと)

「よく出来た皮肉な話ね」と

(ふたりのつめられぬきょり)

2人の詰められぬ距離

(おくびょうなぼくらすべてこえよう)

臆病な僕ら全て越えよう

(みたこともない)

見たこともない

(きいたこともないせかいへいこうか)

聴いたこともない世界へ行こうか

(おなじじだいにうまれながら)

同じ時代に産まれながら

(おなじじかんをきざみながら)

同じ時間を刻みながら

(おなじみらいをえがけないのは)

同じ未来を描けないのは

(きずつけあったりゆるしあえたり)

傷つけあったり許しあえたり

(せかいもぼくらもいっしょだろ)

世界も僕らも一緒だろ

(ゆきがとけはるをむかえるとものうげに)

雪が解け春を迎えると物憂げに

(みどりをおわらせるこごえるかぜのように)

緑を終わらせる凍える風の様に

(いちをじゅうでかんじるために)

1を10で感じる為に

(よくできたこいをえがくえいがねと)

「よく出来た恋を描く映画ね」と

(ふたりのつめられぬきょり)

2人の詰められぬ距離

(おくびょうなぼくらすべてこえよう)

臆病な僕ら全て越えよう

(みたこともない)

見たこともない

(きいたこともないばしょへいこうか)

聴いたこともない場所へ行こうか

(このせかいをへだててるきょり)

この世界を隔ててる距離

(おくびょうなぼくらすべてこえよう)

臆病な僕ら　全て越えよう

(みたこともない)

見たこともない

(きいたこともないせかいへいこうか)

聴いたこともない世界へ行こうか

(そのせかいは)

その世界は

(すばらしくかがやいて)

素晴らしく輝いて

(いさかいもとうにすたれて)

諍いもとうに廃れて

(おはながひとをねかして)

お花が人を寝かして

(あなたといがみあえてる)

貴女といがみ合えてる

(すばらしくかがやいて)

素晴らしく輝いて

(いさかいもとうにすたれて)

諍いもとうに廃れて

(わかちあえるものもふえて)

わかち合えるものも増えて

(ぼくらはわらいあえてる)

僕らは笑い合えてる

(すばらしくかがやいて)

素晴らしく輝いて

(いさかいもとうにすたれて)

諍いもとうに廃れて

(わかちあえるものもふえて)

わかち合えるものも増えて

(ぼくらはわらいあえてる)

僕らは笑い合えてる

(ぼくらはわらいあえてる)

僕らは笑い合えてる