通り雨/れん

(とおりあめはもうじきやむからここですこしまっていよう)

通り雨はもう時期止むからここで少し待っていよう

(やんでもいたいそんなことばはむねでころしたわ)

病んでも居たいそんな言葉は胸で殺したわ

(あんていかんなんてないあなたのたいど)

安定感なんてないあなたの態度

(ふりそそいだあかいちのあめ)

降り注いだ赤い血の雨

(ごかんのすべてささげるからしんぞうにふれさせて)

五感の全て捧げるから心臓に触れさせて

(あいたいなんてあいまいなじゅもんはいらない)

会いたいなんて曖昧な呪文はいらない

(あなたをうかべかがみをみるとぼけるわたし)

あなたを浮かべ鏡をみると惚ける私

(ふがいないなんていたいかんじょうはもういらない)

不甲斐ないなんて痛い感情はもういらない

(あおしんごうよわたしをさらって)

青信号よ私を攫って

(こわくてきなしせんにさいなまれて)

蠱惑的な視線に苛まれて

(これでよかったとあいたいしていく)

これでよかったと相対していく

(きみにこいをしないことができないときづいたんだ)

君に恋をしないことができないと気づいたんだ

(じゆうすぎるふじゆうがあるとひとりのあさがぼくにさとした)

自由すぎる不自由があるとひとりの朝が僕に諭した

(こいもあいもしゅうちゃくもぜんぶきみだけにめばえた)

恋も愛も執着も全部君だけに芽生えた

(あんしんなんてできないわせつなでさえも)

安心なんてできないわ刹那でさえも

(あなたがしねばとわをちかってそばにいるのに)

あなたが死ねば永遠を誓ってそばにいるのに

(あいたいなんてあいまいなじゅもんはいらない)

会いたいなんて曖昧な呪文はいらない

(あなたをうかべかがみをみるとぼけるわたし)

あなたを浮かべ鏡をみると惚ける私

(ふがいないなんていたいかんじょうはもういらない)

不甲斐ないなんて痛い感情はもういらない

(あおしんごうよわたしをさらって)

青信号よ私を攫って

(あかしんごうよおねがいとまって)

赤信号よお願い止まって

(とおりあめはもうやんだからさまたふたりでかえろうか)

通り雨はもう止んだからさまたふたりで帰ろうか

(あなたのかさになれたらなとねがうなつよのこと)

あなたの傘になれたらなと願う夏夜のこと