いつもの帰り道

(まどのそとながれていくけしきは)

窓の外　流れていく景色は

(やさしくていろあせないな)

優しくて　色褪せないな

(こどものまんまおとなになったみたいに)

子供のまんま　大人になったみたいに

(どこかかわってなにもかわらない)

どこか変わって　何も変わらない

(たいせつなほどあいづらいこのじだい)

大切なほど　会いづらいこの時代

(もういやだななんておもってたけど)

もう嫌だな　なんて思ってたけど

(かえっておいでそんなつよきなははおやと)

帰っておいで　そんな強気な母親と

(いとしいぺっとのしゃしんをおくるちち)

愛しいペットの写真を送る父

(あなたがいてくれるこのまちはいつでも)

あなたがいてくれるこの街はいつでも

(やさしくまっててくれるから)

優しく待っててくれるから

(ちいさなおかしとくだらないはなしを)

小さなお菓子とくだらない話を

(りゅっくにつめてかえるね)

リュックに詰めて帰るね

(なんにもないなんにもないなわたしには)

何にもない　何にもないな　わたしには

(いきたくないきえてしまいたい)

生きたくない　消えてしまいたい

(そのたびにあなたのかおがうかんで)

その度に　あなたの顔が浮かんで

(まだしねないしにたくないっておもうの)

まだ死ねない　死にたくないって思うの

(あなたがいてくれるこのまちはいつでも)

あなたがいてくれるこの町はいつでも

(やさしくまっててくれるから)

優しく待っててくれるから

(ちいさなおかしとくだらないはなしを)

小さなお菓子とくだらない話を

(りゅっくにつめてかえるね)

リュックに詰めて帰るね

(わがままいじはってきずつけたあのひびを)

わがまま　意地張って　傷つけたあの日々を

(なくしてしまえるわけじゃないから)

無くしてしまえるわけじゃないから

(わらってあきらめてゆるしてだきしめてやれる)

笑って諦めて許して抱きしめてやれる

(あなたのようになりたいとおもえた)

あなたのようになりたいと思えた

(わたしがうまれたこのまちはいつでも)

わたしが生まれたこの町はいつでも

(やさしくまっててくれるから)

優しく待っててくれるから

(ちいさなおかしとくだらないはなしを)

小さなお菓子とくだらない話を

(りゅっくにつめてかえるね)

リュックに詰めて帰るね

(あなたにあいにかえるね)

あなたに会いに帰るね