月が綺麗だって

(さいきんのふゆはむりやりのろまんちっくが)

最近の冬は 無理矢理のロマンチックが

(そこらじゅうにあっていきがつまるけど)

そこら中にあって 息が詰まるけど

(しろいためいきをくりかえすまいにちが)

白いため息を 繰り返す毎日が

(いろづいたのはきっとこいをしたから)

色付いたのはきっと 恋をしたから

(ぼくがいまきみをだきしめたいのは)

僕が今君を 抱きしめたいのは

(このふゆのせいだけじゃないよ)

この冬のせいだけじゃないよ

(ふとみたよぞらはつきがきれいだな)

ふと見た夜空は 月が綺麗だな

(きみにはきっといえないな)

君にはきっと言えないな

(このむねがはりさけそうで)

この胸が張り裂けそうで

(なきそうなくらいいとしくおもってる)

泣きそうなくらい愛しく思ってる

(ことばにできるならこんなにこまってないよ)

言葉にできるなら こんなに困ってないよ

(いっきいちゆうきみのせいで)

一喜一憂 君のせいで

(いちにちじゅうなやみなやまされて)

一日中 悩み悩まされて

(こんなはずじゃなかった)

こんなはずじゃなかった

(ぼくらしくないなとりみだして)

僕らしくないな 取り乱して

(おとなになるほどこいはむずかしいな)

大人になるほど恋は難しいな

(すなおなきもちがわからなくなって)

素直な気持ちが分からなくなって

(あたってくだけてそのあとのぼくには)

当たって砕けて その後の僕には

(いったいなにがのこるんだろう)

一体何が残るんだろう

(かみだのみなんてしんじちゃいないけど)

神頼みなんて 信じちゃいないけど

(せいやなんだもしかしたらあるかも)

聖夜なんだ もしかしたらあるかも

(もしもぷれぜんとが)

もしもプレゼントが

(きみとのじかんなら)

君との時間なら

(どれだけしあわせだろう)

どれだけ幸せだろう

(こんやきみにあいたくなって)

今夜君に会いたくなって

(さむさでかじかんだてをにぎって)

寒さで悴んだ手を握って

(いたいけど)

いたいけど

(ぼくじゃきっとやくぶそくだな)

僕じゃきっと役不足だな

(ただみつめるだけじゃいやで)

ただ見つめるだけじゃ嫌で

(きみにもぼくをしってほしくて)

君にも僕を知ってほしくて

(おかしいなこいなんて)

おかしいな 恋なんて

(どうでもいいとおもっていたのに)

どうでもいいと思っていたのに

(いきばがないままかかえるだけ)

行き場がないまま 抱えるだけ

(それじゃつらくて)

それじゃ辛くて

(このままじゃおわれない)

このままじゃ終われない

(であえてよかっただけじゃつらい)

出会えてよかっただけじゃ辛い

(どうにかしてきみのよこに)

どうにかして 君の横に

(こんやつきがきれいだねっていえないじぶんがなさけなくて)

今夜月が綺麗だねって 言えない自分が情けなくて

(でもねきみがわらえばぼくはそれだけで)

でもね 君が笑えば 僕はそれだけで

(このむねのいたみもときめきも)

この胸の痛みも ときめきも

(ぜんぶぜんぶわかってほしいよ)

全部全部分かって欲しいよ

(なきつかれてたいへんなよるもあるけど)

泣きつかれて 大変な夜もあるけど

(それさえもぜんぶいとしくて)

それさえも全部愛しくて

(どうしたってあきらめられないから)

どうしたって諦められないから

(ぼくじゃだめかな)

僕じゃだめかな、

(あいしてるのそのうえを)

愛してる のその上を

(うけとってほしいの)

受け取って欲しいの