ゼフィランサス

(こうかをはしるおだきゅうせん)

高架を走る小田急線

(つかのまのちんもく)

束の間の沈黙

(らんはんしゃするみなもを)

乱反射する水面を

(ただふたりでみつめている)

ただ2人で見つめている

(かわらぬかえりみち)

変わらぬ帰り道

(きっとずっとこのまま)

きっとずっとこのまま

(まいにちをくりかえしいきていく)

毎日を繰り返し生きていく

(でもぜんぜんなにもわかってなくて)

でも全然何も分かってなくて

(しょうらいなんてかんがえてないし)

将来なんて考えてないし

(きみといるじかんが)

君と居る時間が

(ただなによりもたのしかったんだ)

ただ何よりも楽しかったんだ

(いずれくるわかれに)

いずれ来る別れに

(きづかないふりをしていても)

気づかないフリをしていても

(むねのなかではわかっていたんだ)

胸の中では分かっていたんだ

(きみだったんだぼくのこいは)

君だったんだ僕の恋は

(ちかすぎてきづかなかったけれど)

近すぎて気づかなかったけれど

(ひらりゆれるこのはが)

ひらり揺れる木葉が

(まるでこころのものさしのよう)

まるで心の物差しの様

(なんねんたってもぼくは)

何年経っても僕は

(きみのよこをあるいていたいんだ)

君の横を歩いていたいんだ

(ゆうひがしずむすいへいせん)

夕日が沈む水平線

(おとずれるよるにさくぜふぃらんさす)

訪れる夜に咲くゼフィランサス

(このままふたりで)

このまま2人で

(はじめてあったとききみとは)

初めて会った時君とは

(うまくつきあっていけるきがしなくて)

上手く付き合っていける気がしなくて

(たがいにさけてまるでかくれんぼ)

互いに避けてまるでかくれんぼ

(もういいかい)

もういいかい

(もういいかい)

もういいかい

(もういいよ)

もういいよ

(でもねだんだんときをかさねるごとに)

でもね段々時を重ねる毎に

(ゆっくりきみにひかれていって)

ゆっくり君に惹かれていって

(きみといるじかんが)

君といる時間が

(すこしずつまちどおしくなっていたんだ)

少しずつ待ち遠しくなっていたんだ

(はなれたくないんだ)

離れたくないんだ

(きみのとなりをあるいていたいんだ)

君の隣を歩いていたいんだ

(とめられないよ)

止められないよ

(ぼくはきみがすき)

僕は君が好き

(きみだったんだぼくのこいは)

君だったんだ僕の恋は

(とおざかるきみとまたあいたくて)

遠ざかる君とまた会いたくて

(おぼろげにさしこむ)

朧げに差し込む

(つきのひかりをたよりにかけだして)

月の光を頼りに駆け出して

(なんねんたってもぼくは)

何年経っても僕は

(きみのそのえがおをみていたいんだ)

君のその笑顔を見ていたいんだ

(おさえきれずさけんだ)

抑えきれず叫んだ

(よるにかさなるふたりのかすれたこえ)

夜に重なる2人の掠れた声

(ぼくだったんだきみのこいは)

僕だったんだ君の恋は

(たがいにきづかないふりしても)

互いに気づかないフリしても

(つのっていくおもいに)

募っていく思いに

(うそがつけずにぜんぶあふれてる)

嘘がつけずに全部溢れてる

(うんめいなんだぼくたちは)

運命なんだ僕たちは

(おわりのこないひびをすごすんだ)

終わりの来ない日々を過ごすんだ

(あさひがのぼるすいへいせん)

朝日が昇る水平線

(おとずれるはるにさくぜふぃらんさす)

訪れる春に咲くゼフィランサス

(このままふたりで)

このまま2人で

(ゆめものがたりえがこうか)

夢物語描こうか