ヴァイオレッタ　初音ミク

(かじりついたかじつのしたにのこるあじ)

噛り付いた果実の舌に残る味

(けむりにまぜてけして)

煙に混ぜて消して

(「あまいだけじゃたりないの」)

「甘いだけじゃ足りないの」

(くりかえすよるにふかくしずむ)

繰り返す夜に深く沈む

(らっかんてきでいてきかいてきなてんぽで)

楽観的でいて機械的なテンポで

(そうしんする２３じ４９ふん)

送信する２３時４９分

(おもってもない「あいたい」はうそじゃない)

思ってもない「会いたい」は嘘じゃない

(しゅうでんでむかうよるからよるにえんどれす)

終電で向かう夜から夜にエンドレス

(こんなぼくをきみがみたらなんていうかな)

こんな僕を君が見たらなんて言うかな

(あのころきみはそのめでぼくだけをみてくれていたのに)

あの頃君はその目で僕だけを見てくれていたのに

(いつしかきみのそのやさしさにあまえてただせをむけてた)

いつしか君のその優しさに甘えてただ背を向けてた

(いまもさよならがきえなくて)

今もさよならが消えなくて

(ひとりのよるにまたひびくから)

ひとりの夜にまた響くから

(わらえなくなるそんなおもいもう)

笑えなくなるそんな思いもう

(わすれてしまえたのなら)

忘れてしまえたのなら

(そうやってきょうもおちてゆく)

そうやって今日も堕ちてゆく

(ゆびさきでなぞるたび)

指先でなぞる度

(ことばかわすたび)

言葉交わす度

(おもいしらされるくうはくは)

思い知らされる空白は

(だれかじゃうめられない)

誰かじゃ埋められない

(そんなのわかってる)

そんなの分かってる

(ほんとうはわかってる)

本当は分かってる

(かんじょうてきにあそんだあいも)

感情的に遊んだ愛も

(こんやかぎりのふれーずも)

今夜限りのフレーズも

(むなしくただこころにつもるだけ)

虚しくただ心に積もるだけ

(それでもこんなひとりきりのよるじゃきっと)

それでもこんな一人きりの夜じゃきっと

(きみをもとめてしまうから)

君を求めてしまうから

(かさなるからだをつたういびつなあいにめがくらむけど)

重なる体を伝う歪な愛に目が眩むけど

(こどくなよるにきみのすがたをうつしだしてしまうまえに)

孤独な夜に君の姿を映し出してしまう前に

(いまもさよならがきえなくて)

今もさよならが消えなくて

(ひとりのよるにまたひびくから)

ひとりの夜にまた響くから

(わらえなくなるそんなおもいもう)

笑えなくなるそんな思いもう

(わすれてしまえたのなら)

忘れてしまえたのなら

(いまもさよならがきえなくて)

今もさよならが消えなくて

(ひとりのよるにまたひびくから)

ひとりの夜にまた響くから

(わらえなくなるそんなおもいもう)

笑えなくなるそんな思いもう

(わすれてしまえたのなら)

忘れてしまえたのなら

(わすれられないんだけどさ)

忘れられないんだけどさ

(いつかわすれることができたら)

いつか忘れることができたら

(ｓｅｅ　ｙｏｕ　ヴぁいおれった)

see you ヴァイオレッタ

(またどこかであえたらなんてね)

また何処かで会えたらなんてね

(ｂｙｅ　ｂｙｅ　ないとれいら)

bye bye ナイトレイラ

(おやすみきょうもひとりきりあさひをまつ)

おやすみ今日も独りきり朝日を待つ