先生と少女騒動－第一審公判－

(きみをはこにわにとじこめて)

君を箱庭に閉じ込めて

(はねがはえるまでじかんをあたえて)

羽根が生えるまで時間を与えて

(じっくりとそだてましょう)

じっくりと育てましょう

(こわれないように)

壊れないように

(ぼくはしってるよいまという)

僕は知ってるよ今という

(いわばあいろにーなせつなてきかこでは)

いわばアイロニーな刹那的過去では

(かんじょうはながされて)

―Your feeling is passed（感情は流されて）―

(いにかえしてくんだ)

意に反してくんだ

(あかくはれたりそうはいしをかそくさせてく)

紅く腫れた理想は意志を加速させてく

(なぜにりかいされない)

なぜに理解されない

(なぜにきみはぼくをもっとりかいしてくれないのか)

なぜに君は僕をもっと理解してくれないのか

(きがふれるほどなやんだって)

気がふれるほど悩んだって

(つめのさきほどもとどかない)

爪の先ほども届かない

(ならばせめてぼくのものに)

ならばせめて僕の人形（モノ）に

(じゆうとはおそれるべきで)

自由とは恐れるべきで

(そのほそいうでではとてもつかめないだろうさ)

その細い腕ではとても掴めないだろうさ

(なにもこわがることはないさ)

何も怖がることはないさ

(みらいなどしらなくてもいい)

未来など知らなくてもいい

(いまはよろこびをかんじろ)

今は　悦びを感じろ

(ふあんていさからうまれる)

不安定さから生まれる

(したたるようなこうこつのかじつへ)

滴るような恍惚の果実へ

(ぼくはさでぃすとぼくはさでぃすとそうだ)

僕はサディスト僕はサディストそうだ

(あいしてるあいしてる)

愛してる愛してる

(これはきょういくでありかいわである)

これは教育であり会話である

(ひとのたてまえがほんしょうに)

人の建前が本性に

(かわるしゅんかんがたまらなくぼくはすきなんだ)

変わる瞬間がたまらなく僕は好きなんだ

(あいしてるまだうそでいい)

愛してるまだ嘘でいい

(もっとあじわってかみしめて)

もっと味わって噛み締めて

(ぼくのきたいをうらぎらないでくれ)

僕の期待を裏切らないでくれ

(きょういくのふるこーす)

―Full course of education（教育のフルコース）―

(こぼさないでくれよ)

こぼさないでくれよ

(せんせーしょんしょうどうせんせいとしょうじょそうどう)

センセーション衝動先生と少女騒動

(せんれいちょうきょういじょうなしょぎょうがそうてん)

洗礼調教異常な所業が争点

(あーあーあーあーあーあーなにもきこえない)

あーあーあーあーあーあー何も聞こえない

(あーきこえないなにもきこえない)

あー聞こえない何も聞こえない

(ぼくはきみにとってはゆいいつのりかいしゃなんだ)

僕は君にとっては唯一の理解者なんだ

(なのになぜにりかいされない)

なのになぜに理解されない

(なぜにきみはりかいしてくれないのか)

なぜに君は理解してくれないのか

(はりさけるほどもとめたって)

張り裂けるほど求めたって

(そのひとみはぼくをうつさない)

その瞳は僕を映さない

(ならばせめてぼくのものに)

ならばせめて僕の人形（モノ）に

(とりのこされたわけじゃない)

取り残されたわけじゃない

(ぼくはきみだしきみはぼくなんだからさ)

僕は君だし君は・・僕なんだからさ

(ぼくのためにうたってくれよ)

僕の為に歌ってくれよ

(ぼくになにかことばをかけてくれよ)

僕に何か言葉をかけてくれよ

(かおをみせてくれよ)

顔をみせてくれよ

(まだこのげーむははじまったばかり)

まだこのゲームは始まったばかり

(もっとうけとめてよ)

もっと受け止めてよ

(ぼくはさでぃすときみもさでぃすとそうだ)

僕はサディスト君もサディストそうだ

(あいしてるあいしてるなのに)

愛してる愛してるなのに

(こんなとこにたたされている)

証言台（こんなとこ）に立たされている