アイロニ・オートマタ

(つぎはぎだらけのみてくれ)

ツギハギだらけの見て呉れ

(いつもみたくかなでるはれつおん)

いつもみたく奏でる破裂音

(きょうもうまくいきれますように)

今日も上手く生きれますように

(ひとをえんじる)

ヒトヲ演ジル

(それでもしんじたこころを)

それでも信じた心を

(こっけいとつきはなすふーるを)

滑稽と突き放すフールを

(さばいてわらうそれもまたふーる)

裁いて笑うそれもまたフール

(またくりかえして)

また繰り返して

(くったくのあるおーとまた)

屈託のあるオートマタ

(わたしはそうあるべきなんだって)

私はそうあるべきなんだって

(それにいみなんてものはないよ)

それに意味なんてものは無いよ

(かんじょうはない)

感情ハナイ

(かしこまったたいどでいすわる)

畏まった態度で居座る

(およがせたさかなか、わたしか)

泳がせた魚か、私か

(きっときょうはそんなてんきだ)

きっと今日はそんな天気だ

(あおはみえないなぁ)

青は見えないなぁ

(ｓｏ　ｉｒｏｎｙ　あいより)

So irony 愛より

(いとをかいさないいたいを)

意図を介さない痛いを

(「おあいこに」「うそつき」)

「おあいこに」「嘘吐き」

(ぜつじょうのかばーすとーりー)

舌上のカバーストーリー

(くうせきだらけのすいそう)

空席だらけの水槽

(いつもみたくかなでるみずおと)

いつもみたく奏でる水音

(りそうとげんじつがわかんないや)

理想と現実が分かんないや

(ふくそのあいだ)

複素ノ間

(さまつなばぐのしゅうせいを)

瑣末なバグの修正を

(さわぎたてるだんじょのふーるを)

騒ぎ立てる男女のフールを

(さばいてわらうそれもまたふーる)

裁いて笑うそれもまたフール

(またくりかえして)

また繰り返して

(けんけんごうごう)

喧々囂々

(いきてるいみとか)

生きてる意味とか

(そもそもわたしはむきぶつ　ｄｏｌｌ)

そもそも私は無機物 DOLL

(いきているなんておこがましいはなしね)

生きているなんて烏滸がましい話ね

(もうどうでもいいからかんじょうなんて)

もうどうでもいいから感情なんて

(そのしかくいはこがおしえてくれる)

その四角い箱が教えてくれる

(かみをしんじていればいい)

神を信じていればいい

(そいつらは)

そいつらは

(そうあいなりあいなる)

そう相成り　愛なる

(きゆうにおわるせいもいいな)

杞憂に終わる生もいいな

(ここにないより、ないより)

此処に無いより、泣い依り

(わたしにもすきなものがあったのになぁ)

私にも好きなものがあったのになぁ

(ｗｏｗ　ｉｒｏｎｙ　うぉーあいにー)

Wow irony ウォーアイニー

(あしをひきずってあるいて)

足を引きずって歩いて

(いたいから　いたいから)

痛いから 痛いから

(またかんじょうをひとつなくした)

また感情を一つ失くした

(ｓｏ　ｉｒｏｎｙ)

So irony