解けないように

(いたみごとゆめのなかにきて)

痛みごと夢の中に来て

(わたしのにおいだけ)

私の匂いだけ

(だいてほしい)

抱いて欲しい

(やみがみちてしろになったの)

闇が満ちて白になったの

(いつからわかった？)

いつからわかった?

(はきだすことばもいらない)

吐き出す言葉もいらない

(いみがなくてね)

意味がなくてね

(ぬっていじわるいびょうき)

縫って 意地悪い病気

(こもりきりののろい)

こもりきりの呪

(ひとみのおくのほうにうつる)

瞳の奥の方に映る

(きおくこそみせられないで)

記憶こそ見せられないで

(だけどしっていたの)

だけど知っていたの

(よごしよごれたつまさき)

汚よごれたつま先

(どこにむけてみても)

どこに向けてみても

(のがれられない)

逃れられない

(しずんだの)

沈んだの

(このこどうだけが)

この鼓動だけが

(うごかないみずたまりにゆだねて)

動かない水たまりに委ねて

(きずあとがふさがるように)

傷跡が塞がるように

(むすびめがほどけないように)

結び目が解けないように

(つめにのこるわたしがいたときが)

爪に残る私がいた時が

(きみがふれたあかしが)

君が触れた証が

(あすもつづくかな)

明日も続くかな

(ｗｈａｔｄｏｅｓｉｔｆｅｅｌ)

What does it feel

(ｌｉｋｅｔｏｂｅｌｏｓｔｉｎ？)

like to be lost in?

(ｇｕｅｓｓｉｄｏｎ’ｔｈａｖｅａｓｉｎｇｌｅｍｅｍｏｒｙ．)

Guess I don't have a single memory.

(なきだすためのなみだのあじさえしらない)

泣き出すための涙の味さえ知らない

(ぬっていじわるい)

縫って 意地悪い

(みょうにいたいあたまののろい)

妙に痛い頭の呪

(ひとみのおくのほうほうにうつる)

瞳の奥の方ほうに映る

(きおくさえみせられなくて)

記憶さえ見せられなくて

(かのひみたいたみごとゆめのなかにきて)

彼かの日見た痛みごと夢の中に来て

(わたしのにおいだけ)

私の匂いだけ

(だいてほしい)

抱いて欲しい

(しずんだの)

沈んだの

(そのねがいだけが)

その願いだけが

(うごかないみずたまりにゆだねて)

動かない水たまりに委ねて

(きずあとがふさがるように)

傷跡が塞がるように

(むすびめがほどけないように)

結び目が解けないように

(つめにのこるわたしがいたときが)

爪に残る私がいた時が

(きみがふれたあかしが)

君が触れた証が

(あすもつづくかな)

明日も続くかな

(いたみごとゆめのなかにきて)

痛みごと夢の中に来て

(わたしのにおいだけ)

私の匂いだけ

(だいてほしい)

抱いて欲しい

(しずんだのそのねがいだけが)

沈んだの その願いだけが

(うごかないみずたまりにわらって)

動かない水たまりに笑って

(きずあとがふさがるように)

傷跡が塞がるように

(むすびめがほどけないように)

結び目が解けないように

(きずあとがふさがるように)

傷跡が塞がるように

(むすびめがほどけないように)

結び目が解けないように