光の後ろ姿

(まぶしいきみをみないふりしたいまのぼくにはひつようないから)

眩しいキミをみない振りした今の僕には必要ないから

(てらさないでよこれいじょう)

照らさないでよこれ以上

(いらないなにもいらないよ)

いらない　何もいらないよ

(どんなにこばんだってあかるくさしこむんだ)

どんなに拒んだって明るく差しこむんだ

(どうしようもなくきみはひかりで)

どうしようもなくキミは光で

(すなおになれなかったよ)

素直になれなかったよ

(いまさらだけどさわかったのに)

今更だけどさ　わかったのに

(あこがれていたんだきっとさいしょあったときから)

あこがれていたんだ　きっと最初あった時から

(かがやいてかけぬけていく)

輝いて駆け抜けていく

(うしろすがたきえないでよずっと)

後ろ姿　消えないでよずっと

(ありがとうとかごめんってことば)

ありがとうとかごめんって言葉

(ここぞっていうときいえないよいつも)

ここぞっていう時　言えないよいつも

(だけどいまつたえなくちゃ)

だけど今伝えなくちゃ

(ぎゅっとくちびるをかんだ)

ぎゅっと唇をかんだ

(ゆうやけそらのしたでならんだふたつのかげ)

夕焼け空の下で　並んだ二つの影

(きみはすこしおどろいてぼくをみた)

キミは少し驚いて僕を見た

(もうすぐさよならなんだね)

もうすぐさよならなんだね

(けっきょくなんにもいえないまま)

結局何にも言えないまま

(おいこしていく)

追い越していく

(しらないうちにきもちはふくらんでた)

知らないうちに気持ちは膨らんでた

(まるでいきものだねおさえてもこぼれる)

まるで生き物だね　抑えても零れる

(まっすぐふくらむつよさもやさしさもだいすきだった)

まっすぐ膨らむ　強さも優しさも大好きだった

(はしりだすさきにもうきみはきみはいない)

走り出す先にもうキミは　キミはいない

(でもみえるひかりのざんぞう)

でも見える　光の残像

(ときがたってもいつまでもきっと)

時がたっても　いつまでもきっと

(あこがれていたんだ)

あこがれていたんだ

(もういっしょにはいられないけど)

もう一緒にはいられないけど

(かぜをきりかけぬけていく)

風を切り駆け抜けていく

(うしろすがたまぶしいほほえみを)

後ろ姿　眩しいほほえみを

(ぼくはぜったいわすれないよずっと)

僕は絶対　忘れないよずっと