変身

(かっとうしっしょうなんもかんもくだらん)

葛藤　失笑　なんもかんも下らん

(なんてぎょうそうしょぎょうむじょうってかまけて)

なんて形相　諸行無常って感けて

(ああもうきんだんしょうじょうまってるだけじゃ)

ああもう禁断症状　待ってるだけじゃ

(かんじょうははらえないな)

勘定は払えないな

(げんじょうさんじょういっそぱっとここで)

現状　三条　いっそパッと　ここで

(ひーろーさんじょうまきおこるだいかっさい)

ヒーロー参上　巻き起こる大喝采

(なんてくうそうじっさいいっさい)

なんて空想　実際一切

(なんもおとさたございません)

何も音沙汰ございません

(どうしようもないなんてあきらめて)

「どうしようもない」なんて諦めて

(くちをとじていいこぶってても)

口を閉じて　良い子ぶってても

(ほんとうはずっとはらがたってたんだ)

本当は　ずっと腹が立ってたんだ

(やいのやいのってどいつもこいつもうっせえ)

やいのやいのって　どいつもこいつもうっせえ

(いたいのいたいのとんでけなんてとなえて)

痛いの痛いのとんでけなんて唱えて

(ごまかしてんだにっちもさっちもいかねえ)

誤魔化してんだ　にっちもさっちも行かねえ

(じぶんのふがいなさをずっと)

自分の不甲斐なさを　ずっと

(そうじゃねえんだもういっさいがっさいこんりんざい)

そうじゃねえんだ　もう一切合切　金輪際

(ぜんぶぜんぶばけものにでものませて)

全部全部　化け物にでも呑ませて

(いまきみとかれいなるへんしん)

今　キミと華麗なる　変身

(いつからだきらわれることが)

いつからだ？　嫌われることが

(どうしようもなくこわくなったのは)

どうしようもなく怖くなったのは

(きづけばたにんのことばっかかんがえてた)

気づけば　他人のことばっか考えてた

(いつのまにかはけなくなったくつ)

いつの間にか履けなくなった靴

(わらえなくなったこめでぃー)

笑えなくなったコメディー

(とどかないあのひとのへんじ)

届かないあの人の返事

(とじたひとみ)

閉じた瞼

(なんだってきにしてませんなんて)

何だって「気にしてません」なんて

(おとなぶってむかんしんをよそおっていても)

大人ぶって　無関心を装っていても

(ぜんぶかくしきれてないぜ)

全部　隠しきれてないぜ

(ああだこうだってにげてたらだっせえ)

ああだこうだって　逃げてたらだっせえ

(ふさぎこんでなにができるっていうんだ)

塞ぎ込んで　何ができるっていうんだ

(はええかおせえかなんてもうかんけいねえ)

早えか遅えかなんて　もう関係ねえ

(いまかわりたいんだ)

今、変わりたいんだ

(どうかしてんだどいつもこいつもいっそ)

どうかしてんだ　どいつもこいつも　いっそ

(よーいどんでどっかおきざりにして)

よーいドンで　どっか置き去りにして

(いまきみとかろやかにへんしん)

今　キミと軽やかに　変身

(やいのやいのってどいつもこいつもうっせえ)

やいのやいのって　どいつもこいつもうっせえ

(いたいのいたいのとんでけなんてとなえて)

痛いの痛いのとんでけなんて唱えて

(ごまかしてんだにっちもさっちもいかねえ)

誤魔化してんだ　にっちもさっちも行かねえ

(じぶんのふがいなさをずっと)

自分の不甲斐なさを　ずっと

(どうのこうのってなんどもなんどもしつけえ)

どうのこうのって　何度も何度もしつけえ

(めをふさいだはずのきみにみみからとどいたんだ)

目を塞いだはずの君に　耳から届いたんだ

(だれかさんがきみとかわりたいっておもいが)

誰かさんが　君と「変わりたい」って思いが

(ばかにしてるやつはみんなほっぽって)

馬鹿にしてる奴は皆ほっぽって

(さあいこうぜはなをまきちらしながら)

さあいこうぜ　花を撒き散らしながら

(いまこそあざやかにへんしん)

今こそ　鮮やかに　変身