大胆

(つきあかりてらすよるが)

月明り照らす夜が

(このこころざわつかせる)

この心騒つかせる

(なんどめだろうあくむがむじゃきに)

何度目だろう　悪夢が無邪気に

(おもいをはばんでゆく)

想いを阻んでゆく

(なんどでもうけてたつさ)

何度でも受けて立つさ

(たとえばいのちがつきたとしても)

たとえば命が尽きたとしても

(らいせでとりかえしてやる)

来世で取り返してやる

(だいたんにきみのこころさらって)

大胆に君の心を拐って

(よるのかぜにのりかがやけるほしへ)

夜の風に乗り　輝ける星へ

(いつだってそらをかけぬけむかえにいくよ)

いつだって空を駆け抜け　迎えに行くよ

(どんなほうせきさえもかすむようなきみを)

どんな宝石さえも霞むような　君を

(とおいまちむかうとちゅう)

遠い町　向かう途中

(ぬれるほほをぬぐいながら)

濡れる頬を拭いながら

(こうさいにうつりこんだいくせんのほしが)

虹彩に映り込んだ　幾千の星が

(やるせないかことかすように)

やるせない過去　とかすように

(やれるまでやってやるさ)

やれるまで　やってやるさ

(たとえばせかいがほろびたとしても)

たとえば世界が滅びたとしても

(かならずとりかえしてやる)

必ず取り返してやる

(だいたんにきみのこころさらって)

大胆に君の心を拐って

(とりのようにつばさをひろげながら)

鳥のように翼を広げながら

(いつだってそらをかけぬけむかえにいくよ)

いつだって空を駆け抜け　迎えに行くよ

(どんなかなしみさえもいやすようなきみを)

どんな哀しみさえも癒すような　君を

(なにがあろうと)

何があろうと

(どんなかべがあろうと)

どんな壁があろうと

(きみのこともうはなさない)

君のこと　もう離さない

(このあくむからつれだして)

この悪夢から　連れ出して

(だいたんにきみのこころさらって)

大胆に君の心を拐って

(よるのかぜにのりかがやけるほしへ)

夜の風に乗り　輝ける星へ

(いつだってそらをかけぬけむかえにいくよ)

いつだって空を駆け抜け　迎えに行くよ

(このひかりはわたせないだれにも)

この光は渡せない誰にも

(どんなほうせきさえもかすむようなきみを)

どんな宝石さえも霞むような　君を