1000年生きてる

(あー)

あー

(きまったことばたれてまたひゅーまん)

決まった言葉垂れてまたヒューマン

(ちょっとすてきなさらしものね)

ちょっと素敵な晒し者　ね

(はしたいのちながめてすべてをむしした)

はした命眺めて　全てを無視した

(がくぶちのなかで１０００ねんいきてるのさ)

額縁の中で1000年生きてるのさ

(しらないえらいひとがいしにもじほっていのって)

知らない偉い人が石に文字彫って祈って

(きのくるっただれかがほわいとをぬりたくった)

気の狂った誰かがホワイトを塗りたくった

(がらくたのうえでくどいぷろぽーずをまって)

ガラクタの上でくどいプロポーズを待って

(あついくちづけをかわすときなりひびくくらくしょん)

あつい口付けを交わすとき鳴り響くクラクション

(くるったふりでごまかしてこうぜ)

狂ったフリで誤魔化してこうぜ

(ほねものこらぬぱぱままよ)

骨も残らぬパパママよ

(らったったくちずさんだうたのなを)

ラッタッタ　口ずさんだ歌の名を

(しりたくって)

知りたくって

(まつりあげてはおとしたひゅーまん)

まつり上げては落としたヒューマン

(ちょっとひにくなおくしもろんね)

ちょっと皮肉なオクシモロン　ね

(はすのはすにかまえてすべてをむしした)

斜の斜に構えて全てを無視した

(あなたのきもちが)

あなたの気持ちが

(１０００ねんいきてるのさ)

1000年生きてるのさ

(ひだりききのなおしかたも)

左利きの直し方も

(きえないきずのえぐりかたも)

消えない傷のえぐり方も

(きょうふってかんじょうのけしかたもわすれたらしいし)

恐怖って感情の消し方も忘れたらしいし

(しんかかたいかかわからないが)

進化か退化か分からないが

(かおもみられずころせるらしい)

顔も見られず殺せるらしい

(あばらやのせいかつは)

荒屋の生活は

(おもいだすだけむだらしい)

思い出すだけ無駄らしい

(くるったふりでごまかしてこうぜ)

狂ったフリで誤魔化してこうぜ

(ちょっとわらえるはなしをしよう)

ちょっと笑える話をしよう

(あっはっはなきはらしたあのひとは)

あっはっは　泣き腫らしたあの日とは

(おわかれね)

お別れね

(まがってあるいてころげたひゅーまん)

曲がって歩いて転げたヒューマン

(ちょっとひにくなあでぃしょなるたいむ)

ちょっと皮肉なアディショナルタイム

(あなたのきもちにかけてみたいのさ)

あなたの気持ちに賭けてみたいのさ

(いっしょうこのまましっぽのかわいちまいで)

一生このまま尻尾の皮一枚で

(つながれたどれいか)

繋がれた奴隷か　？

(のどもとにかみつくきばはまだあるかい)

喉元に噛み付く牙はまだあるかい　？

(のこりじかんのすくないひゅーまん)

残り時間の少ないヒューマン

(みててあげるわたのしませて)

見ててあげるわ楽しませて

(いききたなくいきてなにかをつくったら)

生き汚く生きて　何かを創ったら

(あなたのきもちが１０００ねんいきられるかも)

あなたの気持ちが1000年生きられるかも

(しれないから)

知れないから