みちしるべ

(もうすこしでわたしのたんじょうびがやってくるけど)

もう少しで私の誕生日がやってくるけど

(ただろーそくはふえる)

ただローソクは増える

(みぎへひだりへのしかかるものの)

右へ左へ伸し掛かるモノの

(ばらんすのなかでこころはゆれる)

バランスの中で心は揺れる

(あらそいはきらいだがこころのなかではいつも)

争いは嫌いだが　心の中ではいつも

(だれかにぴすとるをむけたりしてる)

誰かにピストルを向けたりしてる

(ひとをつきおとしてもあがりたいひょうしょうだい)

人をつき落としても上がりたい表彰台

(なにかがほしくてなにかをめざして)

何かが欲しくて　何かを目指して

(だれもがげんだいにみちしるべをさがしている)

誰もが現代にみちしるべを探している

(いきるとはなんだろうか？)

生きるとはなんだろうか？

(たたかうことかたたかいをさけることか)

戦うことか　戦いを避けることか

(ただしさとはなんだろうか？)

正しさとはなんだろうか？

(まちがわぬことかみうしなわぬことでしょうか)

間違わぬことか　見失わぬことでしょうか

(またあさがきてかおをあらえば)

また朝が来て　顔を洗えば

(わたしにおわりがあるなどみずにながれる)

私に終わりがあるなど水に流れる

(くやしいくらいにかっこよくいたい)

悔しいくらいに　かっこよくいたい

(くやしいくらいによきひとでいたい)

悔しいくらいに　良き人でいたい

(なみだでかれてえがおでしわがふえて)

涙で枯れて　笑顔で皺が増えて

(いとしきひととなにかをせおいこしをまるくする)

愛しき人と　何かを背負い腰を丸くする

(くるしいくらいにしあわせでいたい)

苦しいくらいに　幸せでいたい

(くるしいくらいにしあわせにしたい)

苦しいくらいに　幸せにしたい

(それでもそれすらわすれるときがある)

それでも　それすら忘れる時がある

(やさしさとはなんだろうか？)

優しさとはなんだろうか？

(ゆるせることかゆるさぬことでしょうか)

許せることか　許さぬことでしょうか

(あいするとはなんだろうか？)

愛するとはなんだろうか？

(おもいやるだけかうたがうこころをもかくすことでしょうか)

思いやるだけか　疑う心をも隠す事でしょうか

(あめにもまけてかぜにもまけるけれども)

雨にもマケテ　風にもマケルけれども

(いつかわたしもみちしるす)

いつか私もみちしるす

(いきるとはなんだろうか？)

生きるとはなんだろうか？

(たたかうことかまもりつづけることか)

戦う事か　守り続ける事か

(ただしさとはなんだろうか？)

正しさとはなんだろうか？

(ふみはずさぬことかじぶんだけがうしなわぬことなのか)

踏み外さぬ事か　自分だけが失わぬことなのか

(これからさきあゆむいっぽが)

これから先歩む一歩が

(しにゆくいっぽでなくいきゆくいっぽであれ)

死にゆく一歩でなく 生きゆく一歩であれ

(これからさきうたうことばが)

これから先歌う言葉が

(はずかしながらもひとのこころをうつようにと)

恥ずかしながらも　人の心を打つ様にと

(それがわたしのみちしるべ)

それが私のみちしるべ