化物宇宙

(よくぼうとゆめにうがたれたそらのむこうに)

欲望と夢に穿たれた 空の向こうに

(てんくうのしろもてんごくもそこにはなくて)

天空の城も天国も そこにはなくて

(よくしらないままむちもうまいただひびをすごしてる)

よく知らないまま 無知蒙昧 ただ 日々を過ごしてる

(ちょきんをしたりまたふられてないてたり)

貯金をしたり また ふられて泣いてたり

(たべていかなくっちゃかんどうするまもない)

食べていかなくっちゃ 感動する間もない

(おかねがなくっちゃろけっともとべない)

お金がなくっちゃ ロケットも飛べない

(みらいはとてもあかるいですがもんだいはすでにやまづみでした)

未来はとても明るいですが 問題はすでに山積みでした

(せいめいのしんぴはけんかばかりしてる)

生命の神秘は喧嘩ばかりしてる

(しんやのこんびにのきらめきはやがてうちゅうというおおきなばけものも)

深夜のコンビニの煌きは やがて 宇宙という大きなバケモノも

(やすっぽくてらすのかな)

安っぽく照らすのかな

(しっぱいのれきしをかさねたはんさなすとーりー)

失敗の歴史を重ねた 煩瑣なストーリー

(あしたでいいやとみるみるごみはちらかって)

「明日でいいや」と みるみるゴミは散らかって

(からふるなさぷりほおばりつつまたなにかわすれてる)

カラフルなサプリ頬張りつつ また何か忘れてる

(ふとこわくなってあいやこいをたたえたり)

ふと怖くなって 愛や恋を讃えたり

(かえたいちからとまもりたいちからが)

変えたい力と 守りたい力が

(だれかをたすけたりころしてしまったり)

誰かを助けたり 殺してしまったり

(げんせはちきゅうとなかよしですがめいふはうちゅうとなかよしでした)

現世は地球と仲良しですが 冥府は宇宙と仲良しでした

(せいめいのしんぴはほしをきれいにみせる)

生命の神秘は星を綺麗に見せる

(しんやのらぶほてるのひかりはやがてうちゅうというおおきなばけものも)

深夜のラブホテルの光は やがて 宇宙という大きなバケモノも

(ぞくっぽくそめるのかな)

俗っぽく染めるのかな

(ぎんがのちりはうみつかれねむる)

銀河の塵は倦み疲れ眠る

(おわりとなげきそこにはじまりをもとめてみたり)

「終わり」と嘆き 底に「始まり」を求めてみたり

(みらいはとてもあかるいですがもんだいはすでにやまづみでした)

未来はとても明るいですが 問題はすでに山積みでした

(せいめいのしんぴはけんかばかりしてる)

生命の神秘は喧嘩ばかりしてる

(りそうとげんじつのゆらめきはやがてうちゅうというおおきなばけものと)

理想と現実の揺らめきは やがて 宇宙という大きなバケモノと

(なかよくくらせるのかな)

仲良く暮らせるのかな

(いつかいつかいつかいつかいつだ)

いつか いつか いつか いつか いつだ？

(らいねんらいげつらいしゅうあさってあしたきょう)

来年、来月、来週、明後日、明日、今日

(みらいみらいみらい)

未来、未来、未来