気まぐれ

(ひさしぶりってきみからのめっせーじ)

久しぶりって　君からのメッセージ

(まだいたむむねはうそをつけない)

まだ痛む胸は　嘘をつけない

(きまぐれなだけわかってるのに)

気まぐれなだけ　わかってるのに

(まえがみをきにしてしまう)

前髪を気にしてしまう

(どうしてこいしてくれたのと)

「どうして恋してくれたの？」と

(きみはこどもみたいにきいたよね)

君は子供みたいに聞いたよね

(てれかくしでだまるわたしを)

照れ隠しで黙る私を

(わらうかおがすきだったの)

笑う顔が　好きだったの

(きみがつげたさよならのことばも)

君が告げたサヨナラの言葉も

(きこえないふりできるわたしだったなら)

聞こえないふりできる　私だったなら

(いまもとなりでわらってくれたかなああ)

今も隣で笑ってくれたかな　ああ

(ほしいものなんてなければ)

欲しいものなんてなければ

(とどかないものなんてないのに)

届かないものなんてないのに

(なにもいわずにだきしめたり)

何も言わずに　抱きしめたり

(なにもきかずにてをにぎってくれたり)

何も聞かずに　手を握ってくれたり

(きみのぶきようなりのやさしさに)

君の不器用なりの優しさに

(ほんとうはきづいてたよ)

ほんとうは　気づいてたよ

(あみかけたままとりのこされた)

編みかけたまま取り残された

(このまふらーがあるうちは)

このマフラーがあるうちは

(またただいまってなにもなかったように)

また「ただいま」って何もなかったように

(かえってくるきがするのに)

帰ってくる　気がするのに

(きみがつげたさよならのことばに)

君が告げたサヨナラの言葉に

(ひとりきりないたってもうおそいんだよな)

一人きり泣いたって　もう遅いんだよな

(いやだっていえるようなよわさがあればああ)

「嫌だ」って言えるような弱さがあれば　ああ

(でんわちゅうねるとこもへたなさぷらいずも)

電話中寝るとこも　下手なサプライズも

(いつだってごめんねではじまるでーとも)

いつだって「ごめんね」で始まるデートも

(おもいではきれいなかおするからああ)

思い出は綺麗な顔するから　ああ

(ほしいものなんてなかった)

欲しいものなんてなかった

(なによりいまがいとしかった)

なにより今が愛しかった

(きたいしてあえるのなんて)

期待して　“会えるの？”なんて

(へんじだってしたいけど)

返事だってしたいけど

(ほんとにわたしばかみたいにきみが)

ほんとに私　ばかみたいに　君が

(きみをおもってこころいたまないとき)

君を想って心痛まないとき

(ほんとうのほんとうにおわかれだからさ)

本当の本当にお別れだからさ

(あとすこしおもかげおいかけたのああ)

あと少し　面影追いかけたの　ああ

(でんわごしかすれこえおおきなせなか)

電話越し掠れ声大きな背中

(けしたくてけせなくて)

消したくて　消せなくて

(まだあのひのまま)

まだあの日のまま

(おもいではきれいでいい)

思い出は綺麗でいい

(それでいいからああ)

それでいいから　ああ

(もっとつよくなりたい)

もっと強くなりたい

(ふいにきみとすれちがっても)

ふいに君とすれ違っても

(なかないように)

泣かないように