嘘とライラック

(ちいさなおもいにきづいていたんだ)

小さな想いに　気づいていたんだ

(ふとしたしぐさにむねはおどった)

ふとした仕草に　胸は躍った

(あのひあえなくなるまで)

あの日　会えなくなるまで

(ときがたっていつかおとなをきどって)

時が経って　いつかオトナを気取って

(それがこいとしる)

それが恋と知る

(どうせかなわないさと)

どうせ叶わないさと

(じぶんのこころにうそをついてきたんだ)

自分のココロに嘘をついてきたんだ

(そばにいるだけでそうひびは)

傍にいるだけでそう日々は

(かぞえきれないいろにみちて)

数えきれない彩に満ちて

(かわいたそらきみはもういない)

乾いた空　君はもういない

(はるのかおりなみだのあと)

春の香り　涙のあと

(ちいさなころからだれかのせなかで)

小さな頃から　誰かの背中で

(かくれてしまえばこわくなかったんだ)

隠れてしまえば　怖くなかったんだ

(あのひひとりになるまで)

あの日　ひとりになるまで

(いまもずっとおくびょうなままなんだ)

今もずっと臆病なままなんだ

(そんなこえがひびく)

そんな声が響く

(たとえそばにいなくても)

たとえ傍にいなくても

(ちいさなしあわせいろあせることはない)

小さな幸せ　色褪せることはない

(とおくでほほえんだきみが)

遠くで微笑んだ君が

(ぼくのしらないぼくをよんだ)

ボクの知らないボクを呼んだ

(かわいたそらきみはもういない)

乾いた空　君はもういない

(はるのきおくなみだのあと)

春の記憶　涙のあと

(きみがほんとうにすきでした)

君が本当に好きでした

(たとえかなわなくても)

たとえ叶わなくても

(じぶんのこころにうそはつかないそれだけ)

自分のココロに嘘はつかない　それだけ

(おとなになることにまよっても)

オトナになることに迷っても

(きみをわすれないいつまでも)

君を忘れない　いつまでも

(たとえそばにいなくても)

たとえ傍にいなくても

(きみいろのめもりーいろあせることはない)

君色のメモリー　色褪せることはない

(とおくでほほえんでありがとう)

遠くで微笑んで　ありがとう

(ぼくのしらないぼくのゆうき)

ボクの知らない　ボクの勇気

(かわいたそらきみのとなり)

乾いた空　君の隣

(はるのかおりわらってたんだ)

春の香り　笑ってたんだ

(わらってたんだ)

笑ってたんだ