悦楽Delusion

(ぬけだせないならいっしょにおちよう)

「抜け出せないなら一緒に堕ちよう」

(きみのことをわかってあげられるのはぼくだけ)

「君のことを分かってあげられるのは僕だけ」

(さぁてをとって)

ｰさぁ、手を取ってｰ

(かしずいてちかいなさい)

傅いて誓いなさい

(はいになるまでらったった)

灰になるまで　ラッタッタ

(よくぼうにしたがって)

欲望に従って

(はいになるまでらったった)

ハイになるまで　ラッタッタ

(あかいかじつからしたたるなら)

赤い果実から[滴るなら]

(だきしめてあげましょうか)

抱きしめてあげましょうか

(さらけだしなさいいますぐに)

曝け出しなさい　今すぐに

(つみにおぼれたいあいされたい)

罪に溺れたい　愛されたい

(きょうてんがささやく)

教典が囁く

(こころのこえにしたがいなさい)

「心の声に従いなさい」

(みとめられたいのきえたいの)

認められたいの　消えたいの

(あいはんするどうこく)

相反する慟哭

(すきなまつろをえらんだらいい)

好きな末路を選んだらいい

(ささげよ)

「捧げよ」

(かなわないねがいなら)

叶わない願いなら

(もやしつくしてらったった)

燃やし尽くして　ラッタッタ

(くるおしくおもうほど)

狂おしく想うほど

(きみにつくしてらったった)

君に尽くして　ラッタッタ

(のろいのことばはさいこうのさんじ)

呪いの言葉は[最高の賛辞]

(さげすんであげましょうか)

蔑んであげましょうか

(みにくいかんじょうぜんぶみせて)

醜い感情　全部見せて

(ついにしってしまうえつらくに)

遂に知ってしまう　悦楽に

(きんだんのりんごはいう)

禁断の林檎は云う

(あともどりなんてできないでしょう)

「後戻りなんてできないでしょう」

(わすれてしまいたいすてないで)

忘れてしまいたい　捨てないで

(あいはんするあわれみ)

相反する哀れみ

(つみのおもさをおしえてあげる)

罪の重さを教えてあげる

(むくいて)

「報いて」

(つみにおぼれたいあいされたい)

罪に溺れたい　愛されたい

(きょうてんがささやく)

教典が囁く

(こころのこえにしたがいなさい)

「心の声に従いなさい」

(みとめられたいのきえたいの)

認められたいの　消えたいの

(あいはんするどうこく)

相反する慟哭

(すきなまつろをえらんだらいい)

好きな末路を選んだらいい

(ささげよ)

「捧げよ」