ロスト、シュタイナー
作曲:卯花ロク
編曲:卯花ロク
映像:檀上大空
唄:初音ミク
曲紹介
遺失物置場の主体性
曲名:『ロスト、シュタイナー』
『ボカコレ冬2024』TOP100ランキングで43位を獲得した。
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歌詞(問題文)
(くらすのりーだーかくのこが)
クラスのリーダー格の子が
(もてはやしてたとれんどにぶらさがるとりまき)
持て囃してた トレンドに ぶら下がる取り巻き
(てをたたいてびじれいくをはくさまはしゅうきょうのようだったわ)
手を叩いて美辞麗句を吐く様は 宗教のようだったわ
(ひさんどうしゃをひさんだってつるしてさらして)
非賛同者を 悲惨だって 吊るして 晒して
(はじのらくいんぺたぺたたいかいのひぶたはきられちゃって)
恥の烙印ペタペタ 大会の火蓋は切られちゃって
(あざわらいあったひとめをそらしたひときずになったひと)
嘲笑い合った人 目を逸らした人 傷になった人
(かいがみたいだね)
絵画みたいだね
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(ただしさもまちがいもだれかしだい)
正しさも間違いも誰か次第
(おともだちのかずでとくてんにさをつけて)
お友達の数で得点に差をつけて
(おおごえでまくしたてる)
大声で捲し立てる
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(なりやまないかっさいはえきびょうのようで)
鳴り止まない喝采は疫病のようで
(あぱしーなかれらにもちゅうどくせいをあたえて)
アパシーな彼らにも中毒性を与えて
(こくばんはせいのじでうまっていく)
黒板は正の字で埋まっていく
(かたやてまえのえすさんはしたをちっとならしてかたりはじめた)
かたや手前のSさんは舌をチッと鳴らして語り始めた
(まえのほうがすきだったいまじゃもうみるかげすらもないな)
「前の方が好きだった」「今じゃもう見る影すらもないな」
(そんなのよりすぽっとらいとにてらされない)
そんなのよりスポットライトに照らされない
(あなくろにずむはしこうだ)
アナクロニズムは至高だ
(くりかえすそろもんどうまるでまじないみたいね)
繰り返すソロ問答 まるで呪まじないみたいね
(だれかがすきかいなかでむきかわえるたいしゅうをみくだして)
誰かが 好きか 否かで 向き変える大衆を 見下して
(わたしはちがうとすすきわらった)
ワタシは違うと 薄笑った
(にたかおがならんでることにもきづかないで)
似た表情かおが並んでることにも気づかないで
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(かちがさがっているものだけをせれくしょん)
価値が下がっているものだけをセレクション
(あつめたてふだをだれかさんにみせつけて)
集めた手札を誰かさんに見せつけて
(ゆうえつかんでじこみたす)
優越感で自己満たす
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(らんどるとかんがわにみえてしまうくらいに)
ランドルト環が輪に見えてしまうくらいに
(ぼやけきったしりょくじゃえなんてわかんないから)
ぼやけきった視力じゃ柄なんてわかんないから
(しろいがいのかーどしかえらべない)
白以外のカードしか選べない
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(ひとのふりばかりみてたせいで)
人の振りばかり見てたせいで
(ごらくがなにかうまくおもいだせなくなった)
娯楽が何か 上手く思い出せなくなった
(まつろがわたし)
末路が私
(まじょりたまのるたあのみー)
マジョリタ マノルタ アノミー
(かがみよかがみこたえてくれませんか)
鏡よ鏡 答えてくれませんか
(かれらかひそかどちらになりたかった?)
彼らか私か どちらになりたかった?
(うろこよごれでもうかおすらみえなかった)
ウロコ汚れで もう顔すら見えなかった