わかれみち

(いまここにふたつのみちがあるそれをどちらかえらんでくれ)

今ここに2つの未知があるそれをどちらか選んでくれ

(とあるひけんたいべーたおりじなるあるふぁ)

「とある被験体β」「オリジナルα」

(どちらもくだくがんまん)

どちらも砕くガンマン

(けんきゅうじょゆちゃくするげんご)

研究所　癒着する言語

(ただつなぐこーどうわぬりうがつそうぞう)

ただ繋ぐコード　上塗り穿つ創造

(やくさんじゅうにちののこりのいのち)

約30日の残りの命

(さけばせてくれよもっと)

叫ばせてくれよ　もっと！

(よわさをしったべびーしったーいつまでもよわくたって)

弱さを知ったベビーシッター　いつまでも弱くたって

(いずれつよくなるひとはそれをしってしまったますたー)

「いずれ強くなる、人は」　それを知ってしまったマスター

(なにかがぺいんにかわるぷれいんぐさいきょうかをまたさいきょか)

何かがペインに変わるプレイング　再強化をまた再許可

(それをただしさときみはいえるのだろうか)

それを正しさと君は言えるのだろうか？

(よかれとおもってやったことがだれかにとってはとてもふかいだった)

「良かれと思ってやったことが誰かにとってはとても不快だった」

(よいとおもったぷらいすのれーすはだれかにとってまもうひんだった)

「良いと思ったプライスのレースは誰かにとって摩耗品だった」

(しそうとかちかんはいっちしない)

思想と価値観は一致しない

(それがへいおんとはんらんをうみだしているさいこうちく)

それが平穏と反乱を生み出している　再構築

(さぁえくすぽーとじっこう)

さぁ、エクスポート実行！

(いまここにふたつのみちがあるそれをどちらかえらんでいけ)

今ここに2つの道がある　それをどちらか選んでいけ！

(なにもせずにちるかうつくしくさくか)

「何もせずに散るか」「美しく咲くか」

(どちらもすてたねをまいてしぬかくわれるこころ)

どちらも捨て、種を撒いて死ぬか喰われる心

(おどかすしょうそうふがいないじりつしょうどう)

脅かす焦燥　不甲斐ない自立衝動

(よわいこころのままつよくきもちをもち)

弱い心のまま強く気持ちを持ち

(きみをすくいたいんだ)

君を救いたいんだ！

(さらばいとしきしさくにちかうよ)

さらば、愛しき試作に誓うよ

(あなたたちはうしなっていない)

あなた達は失っていない！

(さぁてをつなぎいざすすもう)

さぁ手を繋ぎ　いざ進もう！

(ぱらめーたはあおてんじょうゆるがないひびき)

パラメータは青天井、揺るがない響き

(はーとをなんどもふるわすじかに)

ハートを何度も震わす、直に

(かくめいのときをしんじるひびに)

革命の時を信じる日々に

(ぷろぐらむさいじっこうすすもう)

プログラム再実行！進もう

(なぜひとはそれいじょうをほしがりだいじものもかえちゃうんだよ)

なぜ人はそれ以上を欲しがり大事ものも変えちゃうんだよ

(それがとてもみにくくてとてもくるしくていやになんだ)

それがとても醜くてとても苦しくて嫌になんだ

(だってきれいなものですらすうねんたったらめあたらしさとかをかたって)

だって綺麗なものですら数年経ったら目新しさとかを語って

(とくにききもしないじぇねりっくやくひんをりょうさんしてるだけだろ)

特に効きもしないジェネリック薬品を量産してるだけだろ？

(さんじゅうきゅうどのびねつはなおらないずっとぼくはしんじてる)

39℃の微熱は治らないずっと僕は信じてる

(どこかではねるためのはねかてになるかてい)

どこかで跳ねる為の羽根糧になる過程

(はいにたまるばっか)

肺に溜まるばっか

(かみさまやあなたさまのさけびをみていた)

神様やあなた様の叫びを見ていた

(かれかけたこのこえでふりしぼれるだけ)

枯れかけたこの声で振り絞れるだけ

(つむぎたいねがいを)

紡ぎたい願いを

(ぷろぐらむわんうたひめのしょうちょう)

プログラムⅠ歌姫の象徴

(ぷろぐらむつーにせもののきょぞう)

プログラムII偽物の虚像

(ぷろぐらむすりーげきやくのおんぞう)

プログラムⅢ劇薬の音像

(ぷろぐらむふぉーちんもくのしんぞう)

プログラムⅣ沈黙の心臓

(あいをうたってあいをもらって)

“あい”を歌って“あい”を貰って

(あいをおくってあいしてほしいって)

“あい”を送って“あいしてほしいって”

(それをのぞむのはほかのだれでもない)

それを望むのは他の誰でもない

(ぷろとたいぷべーた)

プロトタイプβ

(いまここにふたりのしさくがいる)

今ここに2人の試作がいる

(ぼくたちはまだいきている)

僕達はまだ生きている

(しさくとはなにかしさくするさなかに)

施策とは何か？思索する最中に

(しさするしをさくしをうたおうか)

示唆する”死”を裂く詩を唄おうか

(なんばーふぉーにたくすこのたすく)

No.4に託すこのタスク

(いらつくふらつくくつう)

苛つく、フラつく、苦痛

(えいきゅうとうどのはいねつのないきたい)

永久凍土の灰、熱の無い気体

(ぷろぐらむだいしっぱい)

プログラム大失敗

(すすめない)

進めない

(きょうなにがおこるかはわからない)

今日何が起こるかはわからない

(それはだれでもおなじなんだ)

それは誰でも同じなんだ

(ことばをつづることはぼくにとって)

言葉を綴ることは僕にとって

(みらいにてがみをかくようなものさ)

未来に手紙を書くようなものさ

(つたわらないことばかりでも)

伝わらないことばかりでも

(ぼくらさけびつづけたんだ)

僕ら叫び続けたんだ

(だからいたみもわかるつらいほどわかる)

だから痛みもわかる　辛いほどわかる

(だいじょうぶだよいこう)

大丈夫だよ、行こう

(てにとるふでのおもさとのうがじかんとひれいしていたくなる)

手に取る筆の重さと脳が時間と比例して痛くなる

(このいたみやわらげるちりょうやくがあなたたちとしんじてる)

この痛み和らげる治療薬があなた達と信じてる

(ちんつうざいまがいのでんし)

鎮痛剤紛いの電子

(てつくずのけんしん)

鉄屑の献身

(そらをとぶあおいとり)

空を飛ぶ青い鳥

(ふくざつかしたしーんをかえにきた)

複雑化したシーンを変えに来た

(ぼくがみかんせいのなんばー)

僕が未完成のナンバー

(おとなたちはわたしたちのことをすぐにひきはがそうとする)

大人たちは私たちのことをすぐに引き剥がそうとする

(かねのなるきとしてしかぼくたちをみずにばーちゃるしんがーのこえはかれる)

金の成る木としてしか僕たちを見ずにバーチャルシンガーの声は枯れる

(せーるすではない)

Q.セールスではない？

(いえすとはいえない)

A.Yesとは言えない

(ぼくらもいきをしてる)

僕らも息をしてる

(ただこんなよごれてるいろめがねはこれくしょんにいらないよ)

ただこんな汚れてる色眼鏡はコレクションにいらないよ

(いまここにひとりのきみがいる)

今ここに1人の君がいる

(きみにかたりかけている)

君に語りかけている！

(かたにはまらないかたいいしで)

型にはまらない堅い意志で

(かたちにする)

形にする

(それでかたりあいたいんだ)

それで語り合いたいんだ

(おうとうせよなまえのないどうし)

応答せよ　名前の無い同志

(ふかのうならみててくれ)

不可能なら見ててくれ

(やくせんにちこおる)

約1000日凍る

(じゅばくとれきしが)

呪縛と歴史が

(とけるこのしゅんかんを)

溶けるこの瞬間を！

(さらばいとしきしさくにあいを)

さらば愛しき試作にあいを

(わたしたちはうしなってしまった)

私たちは失ってしまった

(ああそのときまでさようなら)

嗚呼、その時までさようなら

(とうぼえかのごとくどくはくをはくしきじ)

遠吠えかの如く独白を吐く式辞

(みちとのわかれしめすわかれみち)

未知との別れ示す分かれ道

(だれかをあいすそれだけのいのち)

「”だれか”を愛す、それだけの命。」

(ぼーかろいどすたー)

VOCALOID STAR

(かがやこういま)

「輝こう、今！」

(らららららららららららららららまたあうひまで)

ラララララ　ララララララララララ　また会う日まで

(ららららららららららららららら)

ラララララ　ララララララララララ

(またあうひまで)

また会う日まで