創作性シンドローム 初音ミク・巡音ルカ

(さあけっちゃくをつけようか)

さあ決着を付けようか

(かれかけたみずをもとめてさ)

枯れかけた水を求めてさ

(ほらとうていこのせかいは)

ほら到底この世界は

(あらがってたってしゅうえんかおるさばくでしょ)

抗ってたって終焉薫る砂漠でしょ

(さあけっちゃくをつけようか)

さあ決着を付けようか

(しっとはかなぐりすててさ)

嫉妬はかなぐり捨ててさ

(さびついてにぶったは)

錆び付いて鈍った刃

(にぎりしめそっとこころにつきたてた)

握り締めそっと心に突き立てた

(しのごのいわずにじゃまはとうた)

四の五の言わずに邪魔は淘汰

(だれかれとわずみくだして)

誰彼問わず見下して

(とうたつてんでなにをとるか)

到達点で何を取るか

(ただいっしんふらんにさ)

ただ一心不乱にさ

(でもじっさいもんだいどこかふあんなんだ)

でも実際問題何処か不安なんだ

(ちらかったままのあたまはこんとんさ)

散らかったままの頭は混沌さ

(ただこころをとじてぶたいじゃたんたんと)

ただ心を閉じて舞台じゃ淡々と

(おとなびたふりをした)

大人びたフリをした

(さぁさいていへんでどろをすすってさ)

さぁ　最底辺で泥を啜ってさ

(まんしんそういのからだでおどりましょう)

満身創痍の身体で　踊りましょう

(あのていたいかんにみちただんすほーる)

あの停滞感に満ちたダンスホール

(あらぶったそのてでひをともせ)

荒ぶったその手で灯を点せ

(あいもさいもなげすててほら)

愛も　賽も投げ捨ててほら

(たださんざんだったかこをぬりかため)

ただ散々だった　過去を塗り固め

(またくうきょなままにいじとみえをはっちゃって)

また空虚なままに意地と見栄を張っちゃって

(ひからびたぼくらのしんどろーむ)

乾涸びた僕らのシンドローム

(なにがぽっぷろっく　ｈｉｐｈｏｐ　どれが　ｄｏｐｅ)

何がポップロック Hiphop どれが Dope

(たかがめんつせんすてんぐぜんぶつまらないわ)

たかが面子センス天狗全部つまらないわ

(かたやいみありげにだーくをうたおうか)

かたや意味あり気にダークを歌おうか

(ぶきようなそのこえで)

不器用なその声で

(でもじっさいもんだいいつもふまんなんだ)

でも実際問題いつも不満なんだ

(こえられるはずのかべはたかかった)

超えられるはずの壁は高かった

(とうぜんつみかさなってこじれたれっとうかん)

当然積み重なって拗れた劣等感

(「へいき」とひとりごちて)

「平気」と独りごちて

(あああいまいさにもたれていきてた)

あゝ曖昧さにもたれて生きてた

(つみあげたりそうもとおくなり)

積み上げた理想も遠くなり

(まきゃヴぇりだのなんだのかたってる)

マキャヴェリだの何だの騙ってる

(ふらちなぼくたちさ)

不埒な僕たちさ

(さあさんざんなかんじょうにはふたをして)

さあ 散々な感情には蓋をして

(いまてをとってふたりおどりましょう)

今手を取って２人　踊りましょう

(あのふぃくしょんじみたゆめにさいなまれて)

あのフィクションじみた夢に苛まれて

(ちばしったまなこでひをともせ)

血走った眼で灯を点せ

(たいだたいだきりさいていま)

怠惰　怠惰　切り裂いて今

(とうてい１０００にんちゅうのひとりになれずとも)

到底1000人中の１人になれずとも

(またくうきょなままにひーろーといつわって)

また空虚なままにヒーローと偽って

(やきついたぼくらのしんどろーむ)

焼き付いた僕らのシンドローム