嘘の火花　/ ９６猫

(いちばんたいせつなものを)

一番大切なモノを

(いちばんたいせつにしたい)

一番大切にしたい

(そんなたんじゅんなことが)

そんな単純なことが

(いまはいちばんできない)

今は一番できない

(「もしもうんめいがあるのならば)

「もしも運命があるのならば

(あなたはうんめいのひとなんです」)

アナタは運命の人なんです」

(そんなことば)

そんな言葉

(”いま”をこわしそうでいえない)

”今”を壊しそうで言えない

(ちかくにいてもとおくかんじる)

近くにいても遠く感じる

(いったりきたりしてるこのおもい)

行ったり来たりしてるこの想い

(「あきらめる」「あきらめない」)

「諦める」「諦めない」

(おわらないはなうらない)

終わらない花占い

(たからばこのかぎをしめたまま)

宝箱の鍵を閉めたまま

(きらきらしたおもいでだきしめ)

キラキラした想い出抱きしめ

(ほのかにいろづいたかけらをためいきにかくす)

ほのかに色づいたカケラをため息に隠す

(めがあったならそらさないで)

目が合ったなら逸さないで

(ひめられたこのうそをみぬいてよ)

秘められたこの嘘を見抜いてよ

(げんかいがもうわからないの)

限界がもう分からないの

(だからいまはなにもいわないで)

だから今は何も言わないで

(くるしいよ)

苦しいよ

(こわいほどあなたがすき)

怖いほどアナタが好き

(ものたりないなんていわない)

物足りないなんて言わない

(どんなわがままもいわない)

どんなワガママも言わない

(なにかがかわるのがいやで)

何かが変わるのがイヤで

(にげだすこともできない)

逃げ出すことも出来ない

(ついしたをむいてしまうのは)

つい下を向いてしまうのは

(うそつきのむいみなはんこうわるあがき)

嘘つきの無意味な反抗　悪あがき

(こわいかなしいこころむなしさであふれた)

怖い　悲しい　心　虚しさで溢れた

(からだのなかにちったひばなは)

体の中に散った火花は

(あなたがすきだというしぐなる)

アナタが好きだというシグナル

(「むくわれる」「むくわれない」)

「報われる」「報われない」

(そんなのはかんけいない)

そんなのは関係ない

(すみきってみたされたあのそら)

澄み切って満たされたあの空

(いつかふれることができるなら)

いつか触れることが出来るなら

(いつまでもさまようびねつをためいきにとかそう)

いつまでも彷徨う微熱をため息に溶かそう

(まちがいですか？)

間違いですか？

(だとしてもあなたがすき)

だとしてもアナタが好き

(すべてみられてるのはわかってて)

全て見られてるのは分かってて

(みててほしがってかくれてる)

見てて欲しがって隠れてる

(そんなじぶんゆるしてるよじぶんにだけ)

そんな自分許してるよ自分にだけ

(せかいじゅうのふあんをあつめて)

世界中の不安を集めて

(とじこめたならなにがおこるの？)

閉じ込めたなら何が起こるの？

(むげんにひろがっていく)

無限に広がっていく

(とめどないこのもうそう)

とめどないこの妄想

(こころのなかおさえつけるほど)

心の中押さえつけるほど

(はんぴれいしていくげんじつは)

反比例していく現実は

(もうだめたえきれないよ)

もうダメ耐えきれないよ

(いきができなくなるよ)

息ができなくなるよ

(きづいてよ)

気づいてよ

(このおもい「あなたがすき」)

この想い「アナタが好き」

(めがあったならそらさないで)

目が合ったなら逸さないで

(ひめられたこのうそをみぬいてよ)

秘められたこの嘘を見抜いてよ

(げんかいがもうわからないの)

限界がもう分からないの

(だからいまはなにもいわないで)

だから今は何も言わないで

(くるしいよ)

苦しいよ

(こわいほどあなたがすき)

怖いほどアナタが好き