無邪気さへの上書き

(あといくつよるこえて　おとなになるかなど　まだみえぬものほしがる)

あといくつ夜超えて 大人になるかなど まだ見えぬモノ欲しがる

(ただみちへのあこがれ　じょうずなうそをおぼえて　みせるはゆきげしきで)

ただ未知への憧れ 上手な嘘を覚えて 魅せるは雪景色で

(いっけんきれいにみえて　からっぽみじめだね　かんがえなやむまいにち)

一見綺麗に見えて からっぽ惨めだね 考え悩む毎日

(こたえをだせずじまい　とおざけじぶんごまかす　これがおとななの？)

答えを出せずじまい 遠ざけ自分誤魔化す これが大人なの?

(あといくつよるこえて　おとなになるかなど　まだみえぬものほしがる)

あといくつ夜超えて 大人になるかなど まだ見えぬモノ欲しがる

(ただみちへのあこがれ　うけうりのほこりなど　こおりのようにもろく)

ただ未知への憧れ　受け売りの誇りなど 氷のように脆く

(いきのつまるいきかたを　むじゃきにうわがきする)

息の詰まる生き方を 無邪気に上書きする

(つめたいふりがとくいで　みすごすすれちがいも)

冷たいフリが得意で 見過ごすすれ違いも

(おりこうきどってすべて　そらしてながしてゆく)

お利口気取ってすべて 逸らして流してゆく

(けれどもひとりいきると　ひとはだこいしさしる)

けれども一人生きると 人肌恋しさ知る

(やみくもひとをもとめる　これがおとななの？)

闇雲人を求める これが大人なの?

(けしょうしたさびしさを　いえずにすましてる)

化粧した寂しさを 言えずに澄ましてる

(ほらだいじなこととざし　またいいわけしてるの？)

ほら大事なこと閉ざし また言い訳してるの？

(うけうりのほこりなど　こおりのようにもろく)

受け売りの誇りなど 氷のように脆く

(いきのつまるいきかたをむじゃきにうわがきする)

息の詰まる生き方を 無邪気に上書きする

(うしなってきづくことさえひとはくりかえしまちがう)

失って気づくことさえ 人は繰り返し間違う

(かしこさをりせいとしんじゆずれぬをとおざける)

賢さを理性と信じ 譲れぬを遠ざける

(うけうりのほこりなどこおりのようにもろく)

受け売りの誇りなど 氷のように脆く

(なにもしらぬこどもらはむじゃきにうわがきする)

何も知らぬ子供らは 無邪気に上書きする

(うけうりのほこりなどこおりのようにもろく)

受け売りの誇りなど 氷のように脆く

(そうとかすよわがままにすなおにうけいれるよ)

そう溶かすよわがままに 素直に受け入れるよ