Two／SnowMan

(どんなうれしいこともかなしいいたみも)

どんな嬉しいことも　悲しい痛みも

(わけあってあるいてきたぼくら)

分け合って歩いてきた僕ら

(ことばさえいらなくて)

言葉さえいらなくて

(そっときづかれないようにふたりみつめた)

そっと気づかれないように　二人見つめた

(ひとみのさきにおなじひとがいることもうわかってた)

瞳の先に同じ人がいること　もう分かってた

(だれよりもしっていたはず)

誰よりも知っていたはず

(かのじょとぼくらつなぐほそいいとのいみを)

彼女と僕ら繋ぐ　細い糸の意味を

(かなうならあのゆびをやわらかなあのこえを)

叶うならあの指を　柔らかなあの声を

(だれもしらないせかいへうばいさりたい)

誰も知らない世界へ奪い去りたい

(かなわないこのむねのいたみをおなじように)

叶わないこの胸の　痛みを同じように

(かくしてるやさしささえわかってるのに)

隠してる優しささえ　分かってるのに

(かえりみちのほーむでふいにみつけた)

帰り道のホームで　不意に見つけた

(わらう２りのよこがおがまぶしくて)

笑う２人の横顔が眩しくて

(ただみつめてた)

ただ見つめてた

(いきさきのないこのおもい)

行き先のないこの想い

(なまえがあるとしたらそれをあいとよぶの？)

名前があるとしたら　それを愛と呼ぶの？

(おもうほどいとしくてねがうほどかなしくて)

想うほど愛しくて　願うほど悲しくて

(かさなることのないみっつのこころは)

重なることのない三つの心は

(いつかきっとふたつとひとつにわかれてゆく)

いつかきっと二つと一つに別れてゆく

(そのせなかみおくるほどつよくなくて)

その背中　見送るほど強くなくて

(あたりまえにえがいていたともにいるはずのみらいが)

当たり前に描いていた　共にいるはずの未来が

(いつのまにかかたちをかえてゆく)

いつの間にか形を変えてゆく

(そのおもいどうかとどきますように)

その想い　どうか届きますように

(かなうならあのゆびをやわらかなあのこえを)

叶うならあの指を　柔らかなあの声を

(だれもしらないせかいへうばいさりたい)

誰も知らない世界へ奪い去りたい

(かなわないこのむねのいたみをだきしめてく)

叶わないこの胸の　痛みを抱きしめてく

(それだけがぼくにできる)

それだけが僕にできる

(やさしさだから)

優しさだから