戦略級魔法
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問題文
(ばくしんちてんからぜんほういにぷらずまほうしゃするけいとうまほう)
爆心地点から全方位にプラズマ放射する系統魔法。
(じゅうきんぞくをこうえねるぎーぷらずまにへんかさせ)
重金属を高エネルギープラズマに変化させ、
(きたいかをへてぷらずまかするさいのあつりょくじょうしょうをさらにぞうふくして)
気体化を経てプラズマ化する際の圧力上昇を更に増幅して
(こうはんいにぷらずまをばらまく)
広範囲にプラズマをばら撒く。
(じょうげにあっしゅくするかたちでぷらずまかし)
上下に圧縮する形でプラズマ化し、
(でんしをすいへいほうこうへえんけいにかくさんさせることで)
電子を水平方向へ円形に拡散させることで、
(げんしかくをげんしかくどうしのでんきてきせきりょくと)
原子核を原子核同士の電気的斥力と
(でんしとのあいだにはたらくでんきてきいんりょくでこうそくかくさんさせ)
電子との間に働く電気的引力で高速拡散させ、
(そのうんどうえねるぎーでこうはんいをやきつくす)
その運動エネルギーで広範囲を焼き尽くす。
(じゅうさんしとさいきょうのいりょくをほこる)
十三使徒最強の威力を誇る。
(けっかいようきぶりおねいくをつかうことで)
結界容器ブリオネイクをつかうことで
(しゅうそくびーむとしてはっしゃすることができる)
収束ビームとして発射することが出来る。
(びーむのはっしゃそくどはおんそくの100ばいていど)
ビームの発射速度は音速の100倍程度。
(まほうぎのうしかいはつだいごけんきゅうじょがかいはつした)
魔法技能師開発第五研究所が開発した、
(すいめんをはんけいすうめーとるからすうきろめーとるにわたって)
水面を半径数メートルから数キロメートルにわたって
(きゅうめんじょうにかんぼつさせるせんりゃくきゅうまほう)
球面状に陥没させる戦略級魔法。
(かいじょうではつどうさせればきゅうこうばいのかんぼつにかんたいはすべりおち)
海上で発動させれば、急勾配の陥没に艦隊は滑り落ち、
(らっかしたのちまほうのかいじょによってまきおこる)
落下した後、魔法の解除によって巻き起こる
(きょだいななみにのみこまれもくずとなる)
巨大な波に飲み込まれ、藻屑となる。
(きゅうめんであるがゆえにはんけいすうきろではつどうさせればかんぼつのふかさもすうきろとなるため)
球面であるがゆえに半径数キロで発動させれば陥没の深さも数キロとなるため、
(かいちゅうのせんすいかんすらもよういにまきこめる)
海中の潜水艦すらも容易に巻き込める。
(そのさいだいしゃていはすうじゅうきろにおよぶ)
その最大射程は数十キロに及ぶ。
(りろんじょういちげきでいっこかんたいをはかいできるいりょくをゆうしている)
理論上、一撃で一個艦隊を破壊できる威力を有している。
(かいじょうかいちゅうへいりょくにとってはてんてきといえるまほう)
海上・海中兵力にとっては天敵と言える魔法。
(またちじょうせんにおいてもじゅうぶんなちかすいがそんざいすればそれをじめんごとかんぼつさせ)
また地上戦においても、十分な地下水が存在すればそれを地面ごと陥没させ、
(いっきにたてものをとうかいさせられる)
一気に建物を倒壊させられる。
(しかしこうくうせんりょくにたいしてはまったくのむりょくともなる)
しかし、航空戦力に対しては全くの無力ともなる。
(みずをさんすいそがすにぶんかいしてんかするまほうしきを)
水を酸水素ガスに分解し点火する魔法式を、
(とうしゃざひょうとはつどうちてんをへんかさせながらじどうふくせいしれんさてきにてんかい)
投射座標と発動地点を変化させながら自動複製し連鎖的に展開、
(ちえんはつどうによりふくせいのたいむらぐをちょうせつしぜんまほうしきをどうじにさどう)
遅延発動により複製のタイムラグを調節し全魔法式を同時に作動、
(いっせいにさんすいそがすをせいせいてんかすることでこうはんいをこうげきするまほう)
一斉に酸水素ガスを生成・点火することで広範囲を攻撃する魔法。
(まほうしきにまほうしきをこうちくするきのうがくみこまれており)
魔法式に魔法式を構築する機能が組み込まれており、
(まほうしきのふくせいははつどうたいしょうであるえいどすじょうでおこなわれる)
魔法式の複製は発動対象であるエイドス上で行われる。
(べぞぶらぞふははつどうにまほうえんざんほじょ)
ベゾブラゾフは発動に魔法演算補助
(すーぱーこんぴゅーたによるしえんをひつようとしている)
スーパーコンピュータによる支援を必要としている。
(いりょくはへびぃめたるばーすとにいっぽゆずるものの)
威力はヘビィ・メタル・バーストに一歩譲るものの、
(はかいはんけいはじゅうさんしとずいいちといわれている)
破壊半径は十三使徒随一と言われている。
(まほうしきひとつひとつのいりょくはたかくなくとくべつにこうねつこうあつりょくとなるばくしんちはない)
魔法式一つ一つの威力は高くなく、特別に高熱・高圧力となる爆心地はない。
(そのためこうしゅつりょくのしょうへきまほうでぼうぎょかのう)
そのため高出力の障壁魔法で防御可能。
(こうはんいにわたりだいきぼらくらいをれんぞくではっせいさせるせんりゃくきゅうまほう)
広範囲にわたり大規模落雷を連続で発生させる戦略級魔法。
(ただしらくらいのいりょくがせんりゃくきゅうとされているのではなく)
ただし落雷の威力が戦略級とされているのではなく、
(まほうはつどうかていでのふくじこうかである)
魔法発動過程での副次効果である、
(でんしききをまひはかいさせるでんじはを)
電子機器を麻痺・破壊させる電磁波を
(こうはんいにはっせいさせるてんこそがせんりゃくきゅうまほうとされている)
広範囲に発生させる点こそが戦略級魔法とされている。
(もくひょうえりあじょうくうででんしなだれをひきおこすまほうと)
目標エリア上空で電子雪崩を引き起こす魔法と
(もくひょうえりあのでんきていこうをだんぞくてきかつふきんこうにひきさげるまほうの)
目標エリアの電気抵抗を断続的かつ不均衡に引き下げる魔法の
(にしゅるいからこうせいされている)
二種類から構成されている。
(らくらいはっせいのためにはんいないのぜつえんせいをていかさせるぷろせすが)
落雷発生のために範囲内の絶縁性を低下させるプロセスが
(でんしききのぜつえんせいていかぜつえんはかいをひきおこし)
電子機器の絶縁性低下・絶縁破壊を引き起こし、
(でんじはによるひがいをさらにかくだいさせる)
電磁波による被害をさらに拡大させる。
(これによりこうどにでんのうかされたとしは)
これにより高度に電脳化された都市は
(いんふらとしきのうがかんぜんにはかいされるため)
インフラ・都市機能が完全に破壊されるため、
(いちげきでとしをかいめつさせえるとしてせんりゃくきゅうまほうとにんていされている)
一撃で都市を壊滅させ得るとして戦略級魔法と認定されている。
(きぼのちょうせつはばがひろく)
規模の調節幅が広く、
(せんりゃくきゅうからたいじんのつうじょうでんげきまほうれべるまでひきさげることができるため)
戦略級から対人の通常電撃魔法レベルまで引き下げることができるため、
(へきれきとうはせんりゃくきゅうまほうのなかでもつかいやすいまほうだといえる)
霹靂塔は戦略級魔法の中でも使い易い魔法だと言える。
(しつりょうをえねるぎーにぶんかいするきゅうきょくのぶんかいまほう)
質量をエネルギーに分解する究極の分解魔法。
(ぶんかいまほうにてしつりょうをこうそくのじじょうのばいりつでえねるぎーにへんかんする)
分解魔法にて質量を光速の二乗の倍率でエネルギーに変換する。
(ついしょうめつはんのうではないためえねるぎーのてんかんろすもない)
対消滅反応ではない為、エネルギーの転換ロスも無い。
(あるていどきんいつなぶっしつであるならばぶんかいできるしつりょうにせいげんもない)
ある程度均一な物質であるならば、分解できる質量に制限もない。
(とうぜんぶんかいするしつりょうがおおきければおおきいほどいりょくはげきぞうする)
当然、分解する質量が大きければ大きいほど威力は激増する。
(たんじゅんなぶつりてきいりょくにおいてはたのついずいをゆるさない)
単純な物理的威力においては他の追随を許さない、
(せかいをほろぼすことすらもかのうなせかいさいきょうのいりょくをほこるせんりゃくきゅうまほうである)
世界を滅ぼすことすらも可能な、世界最強の威力を誇る戦略級魔法である。
(またせんりゃくきゅうまほうははつどうまでにじかんをようするものがおおいが)
また戦略級魔法は発動までに時間を要するものが多いが、
(まてりあるばーすとのはつどうそくどはそくざであり)
マテリアル・バーストの発動速度は即座であり、
(ぜんせんりゃくきゅうまほうちゅうでもさいそくれべるにいちする)
全戦略級魔法中でも最速レベルに位置する。
(はっせいするえねるぎーがおおきすぎるため)
発生するエネルギーが大き過ぎる為、
(きんきょりちゅうきょりのまあいではじじつじょうしようできない)
近距離、中距離の間合いでは事実上使用できない。