無稽の啼泣
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歌詞(問題文)
(きのうみたいちびょうがさいごのせつなとしらないで)
昨日見た一秒が最期の刹那と知らないで
(かがやきをうばわれてかたみちだけのにじとなる)
赫きを奪われて片道だけの虹となる
(だきしめたおもいでもかせとなったおもにだ)
抱きしめた想い出も 枷となった重荷だ
(すててわすれられたらまよわずいくのに)
捨てて忘れられたら 迷わず逝くのに
(きずぐちしみこんだきおくをたどった)
傷口染み込んだ記憶を辿った
(もういっそのことおわらせていきたまましんでいるざんこくを)
もういっその事終わらせて 生きたまま死んでいる残酷を
(ひめいさえうしなっておぼれていくそこのないしょうこん)
悲鳴さえ喪って 溺れて逝く底の無い銷魂
(いまわのしょきもかいてあくたとかすひっせいのこう)
今際の庶幾も掻いて 芥と化す畢生の煌
(むけいのていきゅうつめたいさせいかな)
無稽の啼泣 冽たい嗄聲かな
(こわれたじぶんのふきのぞむおろかなよくでさえ)
壊れた自分の不帰望む 愚かな欲でさえ
(とらわれたせいしんのげんわくだというだろう)
囚われた精神の幻惑だというだろう
(おしころすかんじょうのねつとりこぼすざんぞうのれつ)
押し殺す感情の熱 取り零す残像の劣
(はきだすうめきさえむくなといきときえて)
吐き出す呻きさえ無垢な吐息と消えて
(さまよっているかんしょうがさむさにいてつくろめいをかすめ)
彷徨っている感傷が 寒さに凍てつく露命を掠め
(これがさいごだってしってたらいとしさがしみるほどわらったよ)
此れが最後だって知ってたら 愛しさが沁みるほど咲ったよ
(なみだなどかれはててかりものになりさがるしんれい)
泪など枯れ果てて 借り物に成り下がる心霊
(はくじょうなてんめいのうとましさがむしばむあだ)
薄情な天冥の疎ましさが蝕む仇
(おしのひとこえむじょうなきょうかんを)
唖の一聲 無情な叫換を
(いしきがうすれてもおおうかげいみなどきえるほどとおくまで)
意識が薄れても掩う影 意味など消える程遠くまで
(ぬくもりわすれうつろなあすへすがりついたやみからにげられなくて)
温もり忘れ虚ろな明日へ 縋り付いた闇から逃げられなくて
(くだけてちるのはつなぎとめていたこころなぜわたしがああ)
砕けて散るのは繋ぎ止めていた心 何故私が嗚呼
(こえさえとどかずほほえんだぐれつなにをしたというの)
聲さえ届かず微笑んだ愚劣 何をしたというの?
(すくいがあるというのなら)
救いがあるというのなら
(もういっそのことおわらせていきたまましんでいるざんこくを)
もういっその事終わらせて 生きたまま死んでいる残酷を
(ひめいさえうしなっておぼれていくそこのないしょうこん)
悲鳴さえ喪って 溺れて逝く底の無い銷魂
(いまわのしょきもかいてあくたとかすひっせいのこう)
今際の庶幾も掻いて 芥と化す畢生の煌
(むけいのていきゅうつめたいさせいかな)
無稽の啼泣 冷たい嗄聲かな