一瞬と一生

(きらいなものがこんなにふえたのは)

嫌いなものがこんなに増えたのは

(すきなものがふえたから)

好きなものが増えたから

(よわねをはくばしょがへったから)

弱音を吐く場所が減ったから

(とじこめたもうぼくはいないみたいいたいよ)

閉じ込めた　もう僕はいないみたい痛いよ

(このままでいいとびらをのっくされてもいないふり)

このままでいい　扉をノックされてもいないフリ

(ずっとぼくのうしろをついてくるあしおとに)

ずっと僕の後ろをついてくる足音に

(おびえているんだみみをふさいでるんだ)

怯えているんだ耳を塞いでるんだ

(なにもみたくない)

何も見たくない

(ひとりにさせてよ)

1人にさせてよ

(てをのばして)

手を伸ばして

(とりもどさなくちゃ)

取り戻さなくちゃ

(ぼくしかしらないぼくを)

僕しか知らない僕を

(ほんのいっしゅんでもきずはいっしょうのこるんだ)

ほんの一瞬　でも傷は一生残るんだ

(ゆるせないゆるされたいでもいえない)

許せない許されたい　でも言えない

(なみだにぬれたかがみのなかみつけたんだ)

涙に濡れた鏡の中　見つけたんだ

(いまむかえにきたよ)

今迎えにきたよ

(かぎをあけてほんとうのことばをいまさけぶよ)

鍵をあけて本当の言葉を今叫ぶよ

(ぼくのいばしょはここなんだ)

僕の居場所はココなんだ

(かいならしたさびしさに)

飼い慣らした寂しさに

(いつからかあんしんかんをおぼえている)

いつからか安心感を覚えている

(ひとりぼっちなんかじゃないってきがした)

ひとりぼっちなんかじゃないって気がした

(きいてよわかってよなぐさめてよ)

聞いてよ　わかってよ　慰めてよ

(つぶやいた)

呟いた

(ちがうちがうちがうちがうちがう)

違う違う違う違う違う

(もういちど)

もう一度

(てをのばして)

手を伸ばして

(とりもどさなくちゃ)

取り戻さなくちゃ

(ぼくしかしらないぼくを)

僕しか知らない僕を

(ほんのいっしゅんでもきずはいっしょうのこるんだ)

ほんの一瞬　でも傷は一生残るんだ

(ゆるせないゆるされたいでもいえない)

許せない許されたい　でも言えない

(なみだにぬれたかがみのなかみつけたんだ)

涙に濡れた鏡の中　見つけたんだ

(いまむかえにきたよ)

今迎えにきたよ

(かぎをあけてほんとうのことばをいまさけぶよ)

鍵をあけて本当の言葉を今叫ぶよ

(きみのぶんまで)

君の分まで

(こころのおくとじこめた)

心の奥閉じ込めた

(よわさもつよさもすてられなくて)

弱さも強さも捨てられなくて

(あがいているんだまえをむいているんだ)

足掻いているんだ　前を向いているんだ

(こらえているんだまけたくはないんだ)

堪えているんだ　負けたくはないんだ

(いつかむねをはってあるきたくて)

いつか胸を張って歩きたくて

(ひとりじゃないとなりに)

1人じゃない　隣に

(ぼくがいるから)

僕がいるから

(こえにだして)

声に出して

(つたえなくちゃ)

伝えなくちゃ

(ぼくしかしらないぼくを)

僕しか知らない僕を

(ほんのいってきのなみだだってかくしたんだ)

ほんの一滴の涙だって隠したんだ

(みたくないみせたくないものばかり)

見たくない見せたくない　モノばかり

(あふれたことばまとめないままゆるしてよ)

溢れた言葉まとめないまま　許してよ

(いまさらけだすから)

今さらけ出すから

(てをとりあってみかんせいのちずで)

手を取り合って未完成の地図で

(すすんでいこう)

進んでいこう

(やっといえた)

やっと言えた

(てをのばして)

手を伸ばして

(とりもどさなくちゃ)

取り戻さなくちゃ

(ぼくしかしらないぼくを)

僕しか知らない僕を

(ほんのいっしゅんでもきずはいっしょうのこるんだ)

ほんの一瞬　でも傷は一生残るんだ

(ゆるせないゆるされたいでもいえない)

許せない許されたい　でも言えない

(なみだにぬれたかがみのなかみつけたんだ)

涙に濡れた鏡の中　見つけたんだ

(いまむかえにきたよ)

今迎えにきたよ

(かぎをあけてほんとうのことばをいまさけぶよ)

鍵をあけて本当の言葉を今叫ぶよ

(ぼくのいばしょはここなんだ)

僕の居場所はココなんだ