ありがとうの軌跡

(ひとりでふさぎこんでむりにわらって)

一人で塞ぎこんで 無理に笑って

(かげからむしばんでいく)

影から 蝕んでいく

(りふじんなきょぜつにも)

理不尽な拒絶にも

(いやけがさしていたんだ)

嫌気がさしていたんだ

(もがいてきたいして)

もがいて 期待して

(ただせいいっぱいでなげいてつまずいて)

ただ精一杯で 嘆いて 躓いて

(はっぴーえんどはなくて)

ハッピーエンドはなくて

(それでもただそばで)

それでもただ傍で

(わらってくれたのは)

笑ってくれたのは

(きみだったね)

君だったね

(ひとりまよいこんだくらいとんねるも)

一人迷い込んだ暗いトンネルも

(ひとすじのひかりにてらされる)

一筋の光に照らされる

(「ありがとう」ってつたえたいきみに)

「ありがとう」って伝えたい 君に

(いつもいじはって)

いつも 意地張って

(すなおにはなれないけど)

素直には なれないけど

(きづいたなにものでもないぼくが)

気づいた 何者でもない 僕が

(ぼくでいられているのは)

僕でいられているのは

(きっときみがそこにいたから)

きっと君が そこにいたから

(なまいきなこといって)

生意気なこと言って

(くろうばかりをかけたね)

苦労ばかりを かけたね

(よごされたひびそんなの)

汚された日々 そんなの

(ぬりかえればいい)

塗り替えればいい

(そうおしえてくれたんだ)

そう教えてくれたんだ

(なやんでみえなくて)

悩んで 見えなくて

(なにがただしいの？)

何が正しいの？

(りそうをえがいてげんじつにこわされて)

理想を 描いて 現実に壊されて

(いつもぼくのまえをあるいて)

いつも僕の前を 歩いて

(せなかをみせてくれたね)

背中を 見せてくれたね

(ぼくのこと)

僕のこと

(ほこらしくおもってもらえるよう)

誇らしく思ってもらえるよう

(ぶきようなりに)

不器用なりに

(いっぽずついきていこう)

一歩ずつ 生きていこう

(ってそうおもえた)

ってそう思えた

(「ありがとう」)

「ありがとう」

(ってことばじゃたりない)

って言葉じゃ足りない

(あまりにうつくしいあおいゆめものがたり)

あまりに美しい 青い夢物語

(きづいたなにものでもないぼくが)

気づいた 何者でもない 僕が

(ぼくでいられているのは)

僕でいられているのは

(きっときみが)

きっと君が

(きせきのかくりつでみつけてくれた)

奇跡の確率で見つけてくれた

(きみがそこにいたから)

君がそこにいたから