怖い話【あきちん】

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問題文
(ぼくのがっこうのやすみじかんにはまいかいそとでおどっているおじさんがいる。)
僕の学校の休み時間には毎回外で踊っているオジサンがいる。
(そのおじさんはあきちんとよばれしたしまれている。)
そのおじさんはあきちんと呼ばれ親しまれている。
(そのへんてこなおどりにみんなわらっていたがもうみんななれてわらわなかった)
そのヘンテコな踊りにみんな笑っていたがもうみんな慣れて笑わなかった
(そのくらすではりずむなわとびというのがはやっていた)
そのクラスではリズム縄跳びというのが流行っていた
(きょくにあわせてとぶというものだ)
曲に合わせて飛ぶというものだ
(きゅうじつにぼくはりずむなわとびのれんしゅうをしようとしたがかんじんのなわとびをわすれてしまった)
休日に僕はリズム縄跳びの練習をしようとしたが肝心の縄跳びを忘れてしまった
(れんしゅうをするためにがっこうにとりにいった)
練習をするために学校に取りに行った
(くらすのかぎをあけてもらうためにしょくいんしつにいった)
クラスの鍵を開けてもらうために職員室にいった
(そこにせんせいがひとりだけいた)
そこに先生が一人だけいた
(くらすにはいってなわとびをとるとこうていになにかみえる)
クラスに入って縄跳びを取ると校庭になにか見える
(それはあきちんだったがくびが180どかいてんしている)
ソレはあきちんだったが首が180度回転している
(あきちんとめがあってしまうとあきちんがこっちにはしってくる)
あきちんと目があってしまうとあきちんがこっちに走ってくる
(ぼくはせんせいにすがりついた。「おれがいいというまででてくるな!」)
僕は先生にすがりついた。「俺がいいと言うまで出てくるな!」
(とでかいじょうぎをもってたちむかった)
とでかい定規を持って立ち向かった
(ぼくはこわくてつくえのしたにかくれてあしがふるえる)
僕は怖くて机の下に隠れて足が震える
(かいだんからあしおとがきこえる)
階段から足音が聞こえる
(「もうでてきていいぞ」ときこえた)
「もう出てきていいぞ」と聞こえた
(あきらかにせんせいのこえじゃない)
明らかに先生の声じゃない
(ぼくはいちかばちかはしってきょうしつをでた)
僕は一か八か走って教室を出た
(こわくてこわくてがっこうをでた)
怖くて怖くて学校を出た
(こわがりながらくらすをみるとせんせいとあきちんがこっちをみてわらっている)
怖がりながらクラスを見ると先生とあきちんがこっちを見て笑っている
(ぼくはふりかえらずいえにかえった)
僕は振り返らず家に帰った
(つぎのひからそのせんせいはゆくえふめいになりあきちんもこなくなった)
次の日からその先生は行方不明になりあきちんもこなくなった
(いまでもあきちんをおもいだすとせすじがこおる)
今でもあきちんを思い出すと背筋が凍る