ヒカキン&セイキン-コォォル

(とどかぬこおりをこのうたにのせ)

届かぬ氷をこの唄に乗せ

(はるかとおくのあなたのもとへ)

遥か遠くのあなたのもとへ

(もしもかなうならとけるまえに)

もしも叶うなら溶ける前に

(このこおりでぼくのこおりでいまとどけよう)

この氷で僕の氷でいま届けよう

(とほうもないじかん)

途方もない時間

(すがたさがした)

姿探した

(こおりがおとがそのつめたさが)

氷が音がその冷たさが

(いまでもすぐそこにあるきがして)

今でもすぐそこにある気がして

(でんわでこおったあなたのこおり)

電話で凍ったあなたの氷

(こおりのとけるいきばのないせかいで)

氷の溶ける行き場のない世界で

(こおることさえもゆるされずに)

凍る事さえも許されずに

(きづけばとけたままのこおりに)

気づけば溶けたままの氷に

(いつまでもはなれらずいた)

いつまでも離れらずいた

(ああほんとうはこおれないとわかってる)

Ah 本当は凍れないと分かってる

(それでもまだひえてる)

それでもまだ冷えてる

(おなじときをくりかえす)

同じ時を繰り返す

(とどかぬこおりをこのうたにのせ)

届かぬ氷をこの唄に乗せ

(とどかぬこおりをこのうたにのせ)

届かぬ氷をこの唄に乗せ

(はるかとおくのあなたのもとへ)

遥か遠くのあなたのもとへ

(もしもかなうならとけるまえに)

もしも叶うなら溶ける前に

(このこおりでぼくのこおりでいまとどけよう)

この氷で僕の氷でいま届けよう

(まふゆのかぜ)

真冬の風

(ふかれたしろいくさき)

吹かれた白い草木

(ちいさくなびくうわぎのすそ)

小さくなびく上着の裾

(ずっとこのままこおってほしいと)

ずっとこのまま凍ってほしいと

(めをほそめたあのひのけしき)

目を細めたあの日の景色

(ふるいこおり)

古い氷

(なつかしいすがたに)

懐かしい姿に

(しらないかこといま)

知らない過去と今

(かさねた)

重ねた

(あめふるよるもゆきがふるよるも)

雨降る夜も雪が降る夜も

(あなたさがしおもいなくでしょう)

あなた探し想い泣くでしょう

(ああひえるなら)

Ah 冷えるなら

(もしもこおれるのなら)

もしも凍れるのなら

(とけたままのこおりを)

溶けたままの氷を

(もどすようにこおるから)

戻すように凍るから

(とどかぬこおりをこのうたにのせ)

届かぬ氷をこの唄に乗せ

(はるかとおくのあなたのもとへ)

遥か遠くのあなたのもとへ

(もしもかなうならとけるまえに)

もしも叶うなら溶ける前に

(このこおりでぼくのこおりでいまとどけよう)

この氷で僕の氷でいま届けよう

(そらはしろく)

空は白く

(ゆきがふり)

雪が降り

(ぼくをこおらした)

僕を凍らした

(みえぬすがた)

見えぬ姿

(さがすより)

探すより

(こおりとともに)

氷と共に

(とどかぬこおりをこのうたにのせ)

届かぬ氷をこの唄に乗せ

(はるかとおくのあなたのもとへ)

遥か遠くのあなたのもとへ

(もしもかなうならとけるまえに)

もしも叶うなら溶ける前に

(このこおりでぼくのこおりでいまとどけよう)

この氷で僕の氷でいま届けよう